基地局からの距離でWiMAXの通信速度は変わる?場所の調べ方指南

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みなさん「基地局」をご存知ですか?

あまり聞きなれない言葉ですが、実はこの「基地局」によってWiMAXの通信速度は大きく変わってくるんです。WiMAXの速度についてネットで調べても意見がバラバラなのは、この「基地局」が関係しています。WiMAXの導入を検討する前に、基地局について知っておかないと契約後に通信速度で悩むこともあるかもしれません…

この記事では、WiMAXの契約で後悔しないために、そもそも基地局とは何かという基本的な情報から、基地局とWiMAXの距離と通信速度の関係について簡単に解説していきます。

これからWiMAXの導入を検討している方や、通信速度が遅くて悩まれている方は是非参考にしてみてください!

目次

基地局とは?

それではまず、基地局の基本情報から説明していきたいと思います。

基地局とは、通信機器と直接通信を行う装置のことです。これだけではよくわからないので、より詳しく理解するためにはスマートフォンでLINEや電話などを利用する際に、相手のスマートフォンに繋がる仕組みを理解する必要があります。

この場合、スマートフォン同士が直接繋がるわけではなく、一旦「基地局」や「通信ケーブル」を通してから繋がります。

具体的に説明すると、AさんがBさんに電話をしようとした時には、Aさんのスマートフォンから1番近くに存在する基地局に電波が飛ばされます。
その基地局が受信した電波を信号に変更し、NTTドコモやSoftBankのような交換局に繋がります。そこからやっとBさんのスマートフォンに繋がり、電話ができているのです。

つまり、基地局とはスマートフォンによる通信手段をとるときに必ず必要になる「電波の橋渡し役」になっているのです。

設置場所は主にビルや電柱、屋内になります。そのほかに、基地局が大きな鉄塔になっているものもあります。
その設置場所によって役割が違ってくるので、順に紹介していきます。

鉄塔

鉄塔の形をしている基地局は、主に郊外に設置されており、20~50mの高さがあるので、障害物が少なく広いエリアをカバーできます。この鉄塔の形をしている基地局がご自宅付近にある場合は何も問題なくWiMAXを利用できます。

ビル

ビルに設置されている基地局は主に市街地に存在します。鉄塔までとは言えませんが、ビルも高さがあり障害物が少ないです。ぜひご自宅付近のビルの屋上を見上げて探してみましょう。

屋内

主に地下鉄や地下街に設置されています。これが近くに存在していたとしても、障害がたくさん存在するので、あまり意味がないと考えた方が良いでしょう。

電柱

電柱に小型の基地局が設置されていることは珍しくありません。これは小型なので小規模のエリアをカバーしているので、ご自宅付近の電柱を1度みてみることをオススメします。

基地局について知っておいた方が良い理由は?

では、なぜ基地局について知っておいた方がいいのでしょうか。
WiMAXを契約する上で、基地局について事前に調べておくメリットは以下の3点です。

  • 通信速度を事前に予想することができる
  • WiMAXルーターの設置場所を事前に予測できる
  • WiMAXを契約した後に後悔することがなくなる

「たったの3点なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この3点はWiMAXを利用する上で非常に大切になってきます。
これからWiMAXの導入を検討している方はしっかり抑えておくことをオススメします。

それではそれぞれ詳しくみていきましょう。

通信速度を事前に予想することができる

ご自宅がサービス可能なエリアかどうかは、事前に公式サイトから簡単に調べることが可能です。しかし、「サービスエリア内にも関わらず、実際の電波状況が遅い」という例が少なからず存在します。
そんなときに、ご自宅から基地局がどの程度の距離にあるのか知ることで、本当に快適な通信が可能なのかをWiMAXの契約前に予想することが可能です。

WiMAXルーターの設置場所を事前に予測できる

WiMAXの電波はビルや家の中の壁などにより通信が妨げられます。そんな時に基地局がどこにあるのかを具体的に把握しておくことで、WiMAXのルーターの設置を障害物がない場所にすることができます。

障害物の数・厚さによって通信可能距離が大幅に変わってくるので、しっかり抑えておくことをオススメします!

WiMAXを契約する際にギャップがなくなる

事前に基地局がご自宅の近くにあるのかどうかを知ることで、WiMAXを契約する前と後でのギャップがなくなります。なぜかというと、ご自宅付近に基地局がない場合、通信速度が遅くなってしまうことを事前に知っておけるからです。

しかし、基地局がご自宅付近にない方もWiMAXを快適に利用できる方法を以下で解説しておりますので、是非最後までご覧ください!

WiMAXの基地局ってどうやって調べるの?

残念ながら現時点では、UQコミュニケーションズの公式サイトには基地局の場所が明確に表記されていません。では、1番肝心のWiMAXの基地局はどこにあるのか、どのように調べればいいのでしょうか。

WiMAXの基地局の場所を調べるには

  • UQ WiMAXマップを使う
  • 契約時に担当者に聞く
  • 自分で探す

のような方法があります。

それではそれぞれ見ていきましょう。

UQ WiMAXマップ

サイトで基地局の場所を調べる方法としては、WiMAX利用者がみんなで作っているUQ WiMAXマップが存在しますので、是非参考にしてみましょう。

「具体的な場所は調べられないのでは?」と疑問に思うかもしれませんが、Googleマップを使って具体的な位置まで把握できるので、非常に優れものです。
なんといっても携帯で簡単に調べることができるので、とても便利ですよね!

契約時に聞く

「契約時に聞けばわざわざ自分で調べる必要もないし、1番正確で簡単」と思う方もいらっしゃると思いますが、注意が必要です。
なんと、契約時に正確なWiMAXの基地局の場所を教えてもらうことはできない決まりになっているんです。しかし、自宅でWiMAXの利用が可能かどうかを聞くことはでき、それと同時にWiMAX基地局の方向を教えてもらうことは可能です。

方向さえわかってしまえば、避けるべき障害物もわかってくるので、契約の際には担当の方に聞いておきましょう。

自分で探す

自分で探すのはとても面倒ですが、1番的確な位置を把握することができます

初めから自分で探しに行くことはあまりオススメしませんが、UQ WiMAXで調べたり、契約時に方向を聞いたりした後に、自分で探しに行くのはとてもいい方法です。その時に注意しなければならないのは、WiMAXの基地局かどうかを見極めることです。

WiMAXの基地局には「UQマーク」が付いているので、くれぐれも他のキャリアと見間違わないようにしましょう。
ご自宅付近に「UQマーク」が付いた基地局がなかった方でも、UQコミュニケーションズはサービスエリア拡大のために日々基地局を増やしているので、来年には増設されているかもしれませんね。

WiMAXと基地局の距離と通信速度の関係は?

では実際に、どの程度離れていても大丈夫なのでしょうか。

以下では、WiMAXルーターと基地局の距離と通信速度の関係についてまとめていきます。

抑えておかなければいけないことは、「WiMAXと基地局がどの程度離れていても通信が可能なのか」ということです。この距離はWiMAXルーターが「据え置き型」「持ち運び型」のどちらの種類かによって変わってきます。

「据え置き型」では大型で電波が安定するので、2~10km離れていても快適な通信を利用できます。
一方「持ち運び型」は、携帯機能に特化しているため、1~3kmなっています。「据え置き型」と比べると非常に距離が短くなっていますね。

WiMAXの基地局がご自宅からどの程度離れているかを把握した上で、1~3km以内に存在すれば「持ち運び型」、2~10km以内に存在すれば、「据え置き型」のルーターを選ぶことをオススメします。

WiMAXの基地局が離れていた場合の対処法4選

「ご自宅付近にWiMAXの基地局がなかった」「2~10kmにはあったけど、持ち運び型の方がいい」という方もいらっしゃると思います。
そんな時の対処法も以下のようにあるので、安心してください。

  • UQ宅内アンテナを設置する
  • 拡張アンテナ内臓のグレードルを利用する
  • 基地局増設の要望を出す

それではそれぞれ詳しく解説していきます。

UQ宅内アンテナを設置する

UQ宅内アンテナとは、自宅に設置することができるWiMAXの基地局になります。
自宅用ということもあり、とても小型で設置しやすくなっております。

そしてなんと、UQコミュニケーションズが初期費用や工事費、月額料金を全額負担してくれるので、とても魅力的です。「でも解約違約金がかかってくるんじゃ…?」と怪しまれる方もいらっしゃると思いますが、UQ宅内アンテナには、一切お金がかからず無料になっています。

しかし、無料でUQ宅内アンテナを設置できる条件が1つだけあるので、注意が必要です。
UQ宅内アンテナを設置するためには、以下の固定回線の契約が必須となってきます。

  • auひかり → auひかり ちゅら
  • J:COM NET → コミュファ光
  • フレッツ光ネクスト(NTT東日本) → フレッツ光ネクスト(NTT西日本)

また、固定回線の契約だけでなく、GPS受信機の設置も必要になってくるので、総合的に見ると、無料ではないのです。さらに、UQ宅内アンテナは小型であってもWiMAXの基地局には変わりないので、無線局免許が必要になってくるので、手続きが面倒です。そのため、どうしても必要な方以外は、あまりオススメしません。

拡張アンテナ内臓のクレードルを利用する

「クレードル」とは、ルーターを充電する際に使う台のことです。このクレードルには拡張アンテナが内臓しているものがあり、それを利用することで、電波を拾いやすくしてくれます

なんとクレードルを利用するだけで、「持ち運び型」であっても、「据え置き型」のように2~10km離れていても通信が可能になります。

クレードルはWiMAXルーターを購入する際に、オプションで販売されています。価格は3,000円程度になっていますので、是非これからWiMAXの導入を検討している方は購入することをオススメします。

基地局増設の要望を出す

WiMAXの基地局は、日々エリア拡大のために基地局を増設しています。
そのため、公式サイト内から基地局増設の要望を出せるようになっているんです。

ご自宅付近にWiMAXの基地局がなかった方は、ぜひ要望を出してみましょう!

WiMAXルーターは「Speed Wi-Fi NEXT WO6」がオススメ!

これまでで、WiMAXの通信に不安な方も安心して利用できる方法を解説してきました。
では実際に、どのWiMAXを購入するといいのでしょうか。

私がオススメするWiMAXルーターと、その理由を以下にまとめていきます。

結論から言うと、私がオススメするWiMAXルーターは「Speed Wi-Fi NEXT WO6」です。なんとこのルーター、「据え置きタイプ」のルーターよりも高速通信が可能で、連続通信時間が「約9時間」と、非常に長い時間利用できるんです。価格は1,0000円程度と少し値が張りますが、何年も利用していくものと考えると、全然お得ですよね!

すでに説明した通り、拡張アンテナ内臓の「クレードル」を利用することで、据え置きタイプと同じくらい基地局から離れていても安心してご利用できます。
家の中でも外出時でもどこでもWi-Fiが利用できる無敵のWiMAXルーターと言えますね!

まとめ

今回の記事では、そもそも基地局とは何かという基本的な情報から、基地局とWiMAXの距離と通信速度の関係について解説し、その上で1番オススメするWiMAXのルーターを紹介しました。

通信速度が遅くて悩まれている方はこの記事を参考にして、WiMAXルーターの設置位置を変えたり、拡張アンテナ内臓のクレードルを導入したりすることで、通信速度で悩むことはなくなるかもしれません。

これからWiMAXの導入を考えている方は、導入後に後悔しないために、事前に基地局についてしっかり調べた上で、「Speed Wi-Fi NEXT WO6」を選択しましょう!

どのWiMAXにするか迷っている方はWiMAXが安い!最安値ランキングを参考にしてみてください。

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