「家でも外でもYoutubeやゲームを楽しみたい。」「ギガを気にしたくない。」そんな悩みを業界最安級の月額料金で解決してくれるWiMAX。
しかし、ネット上では「田舎では使えない」「自分の住んでいる地域では圏外になる」などといった情報もたくさん出回っています。
住んでいる地域にもよりますが、WiMAXの正しい利用可能エリアを知ることは、WiMAXを契約する上で重要なポイントの1つです。
ここから先では、WiMAXの利用可能エリアの調べ方とその判定を元に利用可能な速度なのかを徹底的に解説していきます。
「自分の家の周りに山と田んぼしかないから、WiMAXはきっと使えないだろう。」と思っている方も携帯が圏外になる地域の方もWiMAXは使える場合があります。
ぜひ正しい知識を身につけて、快適なインターネットライフを手に入れましょう。
WiMAXが田舎で使えないと言われる理由
WiMAXでは3種類の通信モードを提供していました。2019年110月現在ではWiMAXの通信モードは提供されていません。
- WiMAX
- WiMAX2+
- au4GLTE
この3種類の通信モードは特性がそれぞれ違っており、自分の使いたいエリアや条件に合わせて通信モードを選ぶ必要があります。
WiMAXを利用する場合、選ぶルーターの機種によって、搭載している通信モードが異なるため、それぞれの特徴を知る必要があります。WiMAXが田舎で使えないと言われる理由は、この通信モードの特性に大きく関係しています。
WiMAX
WiMAXという通信モードは2018年3月31日から利用することができなくなりました。
現在のWiMAX2+の下位互換に当たる通信モードです。WiMAXの通信モードに切り替えることすらできない端末が現在では多くなっています。
では、どんな場合にWiMAXの通信モードに繋がるのかというと、WiMAX2+の通信モードを契約した場合に、WiMAX2+対応エリアから外れた場所で利用すると自動的にWiMAXの通信モードに切り替わる時です。
そのため、WiMAX2+を契約する際にはWiMAXの通信モードがご利用の地域で利用可能なのかどうかも調べると良いでしょう。
WiMAX2+
WiMAX2+の通信モードは、「高速通信ができるが、遮蔽物(ビルや山や壁)などを避けられないので反射する」という特徴があります。また、WiMAXよりもWiMAX2+の方が、通信速度が速いです。しかし、通信可能エリアが狭いのが弱点です。
ギガ放題プランなら月額通信量に上限がなく、無制限にデータ通信を行うことがでいます。ただし、3日間ごとに10GB以上のデータ通信を行なった場合、通信速度が1Mbpsに制限されます。
とはいえ、1MbpsであればYouTubeで動画の視聴ができるくらいの通信速度です。さすが、ハイスピードモードと言っているだけありますね。
ただし、WiMAX2+対応エリア外に出た場合に、自動的にWiMAXの回線に切り替わってしまいます。遅いなと感じた場合は、WiMAXに切り替わってしまっている可能性があります。
au4GLTE
au4GLTEは「遮蔽物を避けて回り込むことができる」という特徴があります。通信速度は、携帯やスマートフォンと同じ回線を利用するため、普段使っている携帯の通信速度と変わりません。
WiMAX2+の利用可能エリア外で通信が途切れてしまう場合には、au4GLTEに切り替えてインターネットを利用することができます。
ただし、1ヶ月にau4GLTEの通信モードを7GB以上利用した場合、全てのモードで通信制限がかかり通信速度が遅くなってしまうので注意が必要です。
月単位で7GBあればできることを紹介します。
- メールの送受信・・・約1,870万通
- ホームページ閲覧・・・約5万ページ
- 動画視聴・・・約30時間
- 音楽のダウンロード・・・約1,700曲
- アプリDL数・・・約140個
YouTubeやNetfFlixなどの動画を見る方にとっては、7GBじゃ足りないといった感じでしょうか。動画をよく視聴される方はLTE回線ではなくWiMAX2+を利用することをオススメします。
田舎でWiMAX使えないと言われる理由
上記の通信モードの特徴を踏まえて「WiMAXが田舎で繋がらない」と言われる理由を解説すると、WiMAX2+は都市部などの地域が利用可能な主な範囲になっており、都市部から離れた場所になればなるほど、WiMAXというWiMAX2+の下位互換である通信モードに繋がってしまいます。
そのWiMAXの通信モードに耐えられず、au4GLTEを利用(月に7GB以上利用で通信制限)してしまう場合が多いことが主な理由だと考えられます。
田舎者はWiMAXを使えないのか
それでは、田舎者はau4GLTEの月に7GBの通信量の中で過ごすしかないのでしょうか。動画視聴を思う存分することは諦めた方が良いのでしょうか。
そんなことはありません。
WiMAXは実人口カバー率99%超と記載されているので、ほとんどの方は問題なく使用することができます。
もちろん山奥などに住んでらっしゃる方々がWiMAXを利用できないというのも事実です。
しかし、WiMAXが最も選ばれている理由として毎年、通信できるエリアが拡大していることが挙げられます。
これは公式HPで公開しているWiMAX2+の利用可能エリアです。
かなり多くの地域でWiMAX2+が利用可能なことがわかります。
都市部といえば、東京や大阪を想像しますが中国地方でも問題なく利用できることがこの図からわかります。
さらに、この利用可能範囲は年々広がっており、自分の住んでいる地域で利用することができるのかどうか、ネットの記事の情報だけではなく、調べてみることをオススメします。
利用する地域でWiMAX2+が使えるのかを調べる方法
ここまで、読んだ方であればWiMAXを利用するにはWiMAX2+が、自分の住んでいる地域で利用可能かどうかが重要だということがわかるかと思います。
以下では具体的な利用地域がWiMAX2+に対応しているのかどうかを調べる手順を解説したいと思います。
まずはUQ WiMAXの公式ページにアクセスし、サービスエリアがどこかをチェックしましょう。
わかりやすい日本地図から地域を選ぶことができるので、ご利用予定の都道府県をクリックしましょう。
今回は、最初にも見せた中国地方の広島をチェックします。
簡単に利用可能かどうかをチェックすることができます。
紫色に色が塗られている地域でWiMAX2+を利用することができます。
ピンポイントエリア判定で具体的にチェック
ざっくりとした住んでいる地域で利用可能かどうかをチェックすることができました。
しかし、具体的に使えると言っても電波が少ししか届いていなくても使えることに変わりはありません。
「もう少しちゃんとチェックしたい」と思われる方も多いと思います。
そこで次はBroadWiMAXの公式ページで利用することができるピンポイントエリア判定を利用してしっかりチェックしていきます。
まずは、最初に利用可能エリアを調べた時同様に、地域を指定していきます。
今回も最初に調べたのと同じように、中国地方の広島県を判定したいと思います。
これは東広島市の地図です。
画面の左上に判定○と出ているかと思います。
この判定は○△×の3段階で評価されます。屋内と屋外に分けて状況を判定してくれます。
それぞれの評価がどのくらいのデータ通信を実現するのでしょうか。
ここからは、それぞれの評価の見方を解説していきます。
判定が○の場合
- 屋内
快適に利用することができます。ただし、通信環境によってはまれに圏外になることがあります。 - 屋外
利用可能です。ただし建物の地形や構造物の形状や建築物質によっては電波の通りにくい場合があります。その場合には窓際などにルーターの端末を置くようにしましょう。
判定が△の場合
- 屋内
通信環境によっては通信を行いにくく圏外になることがあります。 - 屋外
利用可能です。ただし建物の地形や構造物の形状や建築物質によっては電波の通りにくい場合があります。全く電波が通らないということではありませんが、通信環境の確認が必要です。
もしも、利用しようとしている地域の判定が△だった場合はどうしたら良いのでしょうか。
利用できるのかどうかが怪しい状態なので、実際にお試しレンタルを利用するなどして、使ってみる必要があります。
また、WiMAXにこだわりがなければ他社のポケットWi-Fiを検討してみるのも1つの方法です。
いざ、判定が△のまま契約して使えないというのは一番避けたいことなので、認知度はWiMAXが一番ですが、他社のルーターを見てみましょう。しかし、どのモバイルルーターを利用するのかは慎重に選択するようにしましょう。
また、先ほどお伝えした通り、WiMAXにはau4GLTEという通信モードも存在しています。
au4GLTEを利用することも考えてみましょう。
判定が×の場合
- 屋内
利用することができません。 - 屋外
利用することができません。
ピンポイントエリアの判定が×だった場合、WiMAXをその場所で使うことはかなり難しいので、諦めた方が良いでしょう。
△の時と同様に、他社のモバイルルーターの利用を考えましょう。
また、au4GLTEが使えるかどうかも、調べてみましょう。
WiMAX2+の利用可能判定が×だった場合、他社のルーターのモバイルルーターでもデータ通信が難しい場合もあるので、携帯が使える地域であれば、携帯と同じ通信を使っているau4GLTEを使うことができないかチェックしましょう。
WiMAXもWiMAX2+も判定した方が良い?
これからWiMAXを利用している方は、まずは、WiMAX2+の判定だけで良いです。
WiMAX2+はWiMAXの上位互換の通信モードであり、WiMAX2+が利用可能なエリアであれば、WiMAXも利用可能な場合がほとんどです。
WiMAXの利用可能エリアは縮小しており、WiMAX2+に力を入れるとUQコミュニケーションズも公式に発表しています。
もしも、WiMAX2+の判定が△の場合には、WiMAX2+の利用判定をした時と同様の手順で、WiMAXを利用することができるかどうかを調べてみましょう。WiMAXしか繋がらない地域であるかもしれません。
さらに、WiMAXの通信モードでもデータ通信が難しい場合には、au4GLTEの通信モードを利用することができるかどうかを調べるようにしましょう。
月間通信量7GBという条件付きではありますが、携帯の月々の通信量と合わせると10ギガ以上利用可能になるので、諦めずに調べるようにしましょう。
もしも、契約したのに使えなかった場合
「利用可能エリアを調べて△だったから契約したのに使えない」という方もいるかと思います。泣き寝入りしなければいけないのでしょうか。
そんなことはありません。
WiMAXや他のモバイルルーターを契約するときにも言えることですが、そういった契約後の「思っていたのと違う」という場合には国が契約自体を解消できる初期契約解除制度という制度を用意しています。
初期契約解除制度とは
いくつかの条件を満たすことで、WiMAXなどの通信系サービスは利用者が一方的に契約を解除することができると法律で決まっています。
しかも「電波の入りが悪い」というだけで契約を解除することができるのです。また、ハガキなどの書面のみで契約解除が可能で、解除の効力は書面を郵送したときに発生するとなっています。
つまり、初期契約解除について記載された書面を受け取ってから8日以内に、名前や住所、契約サービス内容と初期契約解除を利用したいという旨を示した書面を郵送すれば契約解除することができます。
ただし、条件として「8日以内に購入時と同一の状態で端末を返品する」というものがありますので、注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まず、WiMAXの利用を考えている方は、最初にWiMAXが自分の利用しようと考えている地域が、データ通信に対応しているのかどうかをチェックすることから始めましょう。
もしも、データ通信に対応しているのか怪しい場合には、WiMAXをレンタルしてみて、実際に利用可能かを試してみましょう。
また、誤って利用可能かどうかをチェックせずに契約してしまった場合にも、初期契約解除制度を利用して、契約解除ができることも頭に入れておくと安心ですね。
ぜひ、田舎に住んでいるからといって、ネット回線を契約できないだろうと思わず、一度チェックしてみてください。
またどのWiMAXにするか迷っている方はWiMAXが安い!最安値ランキングを参考にしてみてください。