インターネット選びは迷う
インターネットに繋げるための回線サービスは数多くありますが、有名どころのWiMAXとNTT光回線のどちらかで迷っている方もいるはずです。
どちらとも、十分なスピードを実現する回線サービスですが、大きな違いがあるため、それぞれを比較して自身の環境にピッタリなほうと契約することが大切です。
一度、契約すると解約するまでに結構な手間がかかりますので、そうならないようにしっかりと考えてから、WiMAXとNTT光回線のどちらかに決定しましょう。
インターネット選びについてはこちらの記事も参考になるので、チェックしてみてください。
回線の安定性はNTT光が有利
まず、回線の安定性ですが、両方を比較すると、やはりNTT光回線に軍配があがるといえます。
NTT光回線は、自宅まで有線で回線を引っ張ってくるため、大変安定してインターネットを楽しめるようになります。
WiMAXの場合は地下室などの電波の届きにくいところでは接続速度が落ちてしまいますが、NTT光回線は有線なので速度が落ちることはありません。
趣味で使うのではなくビジネスで利用するため、絶対に回線が切断されてはいけない状況ならNTT光回線が活躍してくれるでしょう。
ただし、WiMAXを別売りの設置型のルーターに繋げば、そこから有線で接続することもできます。
つまり、電波の通りがよいところにルーターを設置して、そこから電波が届きにくいところには有線で繋がりやすくなります。
光回線の速度は最大下り1,000Mbps
また、接続スピードですが、NTT光回線は有線の強みを活かして1Gbpsというかなりの速度を実現してくれています。
1Gbpsは1000Mbpsなので、どのくらい速いスピードなのか分かるはずです。
しかし、ホームページを見るくらいならば1Mbpsあれば十分ですし、動画や音楽配信サイトを利用する場合も10Mbps程度あれば十分だといわれています。
そのため、1Gbpsはほとんどの方にとってオーバースペックだということを覚えておいたほうがよいです。
WiMAXの速度は最大400Mbps
WiMAXのほうは利用する機器にもよりますが、400Mbps以上の速度がでるといわれています。
400MbpsではNTT光回線の半分程度なので、数値的には見劣りしますが、ほとんどの利用方法ではスムーズにインターネットを楽しめるでしょう。
100Mbpsをこえるような回線サービスの場合は、上限を気にするのではなく、実際に自宅で利用する場合の速さを気にしたほうがよいです。
それは、サービス会社が公表している数値は、あらゆる好条件が整った場合の数値なので、実際のスピードは落ちると考えるべきだからです。
この問題は有線のNTT光回線でも、無線のWiMAXでも起こることのため、実際の利用者の声を聞いて比較したほうがよいでしょう。
WiMAXにはWiMAXとWiMAX2+とありますが、WiMAX2+のほうが最新ですが、総称してWiMAXと呼びます。
WiMAXとWiMAX2+の違いについて知りたい方は、こちらの記事をご参考ください。
開通する早さはWiMAXが圧倒的に早い
なお、申し込みをしてから、インターネットに繋げられるまでの道のりが簡単なのは断然WiMAXだといえます。
光回線は工事が必要なため開通が遅い
NTT光回線の場合は申し込んで、ルーターという機器を受け取るだけで終わりではありません。
それに加えて、光回線用の配線をするための工事が必要となるため、その日にちを決めなければいけません。
しかも、自宅の内部まで工事が必要なので立ち会いをする必要があり、仕事などを休まないといけないのもデメリットでしょう。
WiMAXは最短翌日開通
一方のWiMAXは申し込むと端末が送られてくるため、それのセットアップをおこなえばすぐにインターネットに繋げられるようになります。
面倒な工事をする必要もないため、申し込みから使い始めるまでに煩わしさを感じることもないでしょう。
ちなみに、工事を必要としないため、使い始められるまでの期間もWiMAXのほうが短いです。
つまり、できる限り早期にインターネット回線を用意したい方にも、WiMAXがおすすめできます。
WiMAXは外出先でもインターネットに接続可能
そして、WiMAXとNTT光回線を比較した場合の一番大きな違いは携帯性です。
NTT光回線は屋内でしか利用できない
NTT光回線は自宅用の有線回線のため、家の外には持っていくことができません。
Wi-Fiで飛ばしてやるという方法もありますが、それでは電波が届いても隣家くらいの範囲になるでしょう。
その程度の距離では、意味がありませんので、実質持ち運びは不可能だといっても過言ではありません。
そのため、NTT光回線を利用している方が、外でもインターネットを利用したいのなら、他に屋外向けのサービスを契約する必要があります。
WiMAXのほうは持ち運ぶことを前提として作られているため、サービス提供エリア以内なら、どこにも持っていくことが可能です。
もちろん、住んでいるエリアだけではなく、他の都道府県でも繋がるので、旅行などでも大活躍してくれるでしょう。
ただ、WiMAXは日本向けのサービスなので、海外に持っていっても利用はできないため、それだけは注意が必要です。
WiMAXはスマートフォンと相性が良い
なお、WiMAXの屋外に持ち運べるという特性は、スマートフォンとも相性がよいことを知っておきましょう。
現在販売されているスマートフォンはWi-Fi接続ができるようになっているのが当たり前なので、持ち運び用のルーターを通じて、簡単にWiMAXと繋げられるようになっています。
そこで、動画や音楽を楽しむときには、WiMAXの回線を使ってインターネットに繋げれば、スマートフォンで契約している通信容量を減らしません。
そのため、月末になると通信容量が引っかかってしまい、動画も音楽も楽しめないという方なら、WiMAXの力を借りることをおすすめします。
また、WiMAXを導入するのなら、スマートフォンの契約を安価で利用できるSIMカードに交換してしまってもよいでしょう。
使い放題のWiMAXは、安価なSIMカードサービスとの併用もとても便利です。
月額料金はプロバイダによって異なる
そして、WiMAXとNTT光回線の料金の比較ですが、これはかなりのパターンがあるので、どれが一番良いのかは調べてみるしかありません。
NTT光回線は住んでいる自宅が一戸建てかマンションかでも違いますし、WiMAXの場合は利用するサービス会社によってもかなり違います。
もちろん、それぞれに契約プランが複数用意されているため、さらに料金形態が分かれていきます。
しかも、キャッシュバックなどのキャンペーン(期間によって違います)までありますので、すべてを総合して考える必要があるでしょう。
ただし、キャンペーンを利用すると、契約年数の縛りが発生するケースがほとんどのため、そちらもあわせて考えなければいけません。
こちらのランキングページを参考にすれば、一括でWiMAXを比較することができます。
まとめ
このように、一概に比較することは難しいので、公式サイトに訪れて最新情報を得た上で、WiMAXとNTT光回線の料金比較をおこないましょう。
なお、WiMAXとNTT光回線を比較しようとすると、いろいろな事柄が多すぎて、どれを基準にして選べばよいのか分からない方もいるでしょう。
その場合は、WiMAXは携帯性でNTT光回線は安定性だと考えると簡単になります。
二つの回線サービスにはさまざまな違いがありますが、携帯性と安定性が決定的な違いなので、決め手に欠けるのならそれを基準にして選ぶとよいでしょう。