みなさん、新幹線の中でWiMAXを利用する時、「スマホやパソコンの電波が繋がらない」「電波が悪い」と感じたことはありませんか?
そもそも「新幹線の中でWiMAXって使えるの?」と思う方もいるかもしれません。
WiMAXのモバイルルーターを新幹線内でも快適に利用できれば、旅行や出張で移動している時も、仕事やゲーム、音楽などを楽しめますよね。
しかし、どうしてもWiMAXが繋がらない場合、公共WiFiを利用することで、快適にインターネットを利用できることもあるんです。
ここでは、「WiMAXが新幹線内で利用できるのかどうか」を解説し、「新幹線でWiMAXが繋がらない場合」についていくつか解決策を紹介していきます。
このページを読むことで、新幹線でのWiMAX・公共WiFiについてよく理解できて、快適なインターネット環境を手に入れましょう。
新幹線の中でも、WiMAXは問題なく使える
WiMAXサービスを運営するUQコミュニケーションズは、サービスエリアを拡大しており、WiMAX2+の屋外基地局数は3万局を超えました。そのため、新幹線内でもWiMAXが利用できるようになっています。
現在では、大型商業施設や空港のターミナルビル、地下鉄駅内向けにもWiMAXの基地局を設置しています。新幹線を含むJRの主要駅でも、ホームやコンコース等でWiMAXのWiFi端末が快適に使用できるようになりました。
それでは、新幹線のどの駅がWiMAX対応エリアになっているのかを紹介しましょう。
コンコースとは?
コンコースとは、公園や駅、空港などの中央にある通路を兼ねた広い場所のこと。
東北新幹線(東京〜新青森)・秋田新幹線(盛岡〜秋田)
東北新幹線の東京駅〜新青森駅までの区間の23駅と秋田新幹線・秋田駅のコンコース、ホームがWiMAXの対応エリアです。
上越新幹線(東京〜新潟)
上越新幹線の東京駅〜新潟駅までの区間12駅のコンコース、ホームがWiMAX対応エリアです。
山形新幹線(福島〜新庄)
山形新幹線は山形駅のコンコース、ホームのみがWiMAX対応エリアです。
長野新幹線(東京〜長野)
長野新幹線の東京駅〜長野駅までの区間の各駅のコンコース、ホームがWiMAX対応エリアです。
以上が、新幹線各路線・主要駅のWiMAX対応状況です。こういった駅のコンコースやホームでもWiMAXが利用できるように、対応エリアが拡大しているので、とても便利ですね。
対応エリアが拡大されて、乗り物内でもより利用しやすくなっている
紹介したように、公共施設・駅構内・ホームなどにWiMAXサービスが整備されるようになってきています。これによって、駅内だけでなく、新幹線に乗りながらでも快適なインターネット環境を手に入れることができます。
現在でも対応エリアが拡大中なので、今後はよりWiMAXを利用しやすくなっていくでしょう。
しかし、必ずしも新幹線の中でWiMAXが繋がるというわけではありません。電波なので障害があると、電波が繋がりにくくなる場合も出てきます。
ここからは繋がりにくい場合について紹介していきます。
トンネル内だと、WiMAXが繋がらないことがある
JRの主要駅や新幹線のコンコースやホームのWiMAX対応が進んでいることがわかりましたね。しかし、必ずしもWiMAXの対応エリアで快適に利用できるわけではないようです。
ここからは、新幹線内で利用した時のWiMAXの電波状況について解説していきます。
WiMAX対応エリアでも、トンネル内だと接続が不安定になる
確かに新幹線でWiMAXを利用することはできますが、電波の性質によりトンネル内で、WiMAXの接続が不安定になることがあります。
WiMAXの電波は、高い周波数使うことで通信速度を速くする一方で、障害物に弱い性質があり、トンネルはもちろん、ビルや地下などで電波が繋がりにくくなるんです。
それでは、トンネルがどのくらい存在するのか、路線のトンネル割合を表にまとめて紹介します。
路線 | トンネルの割合 |
北海道新幹線(新青森〜新函館北斗) | 約66% |
東北新幹線(東京〜新青森) | 約53% |
北陸新幹線(高崎〜金沢) | 約51% |
上越新幹線(大宮〜新潟) | 約39% |
山陽新幹線(新大作家〜博多) | 約50% |
九州新幹線(博多〜鹿児島中央) | 約49% |
東海新幹線の場合、トンネルの割合は13%ほどです。しかし、上の表のように、トンネルの割合が多い路線がほとんどで、繋がりにくくなる頻度が高い可能性があります。
そのため、WiMAX対応エリアだとしても、インターネットの利用が難しくなってしまうことは覚えておきましょう。
新幹線沿線区間のWiMAXの基地局が増えるほど、繋がりやすくなる
トンネル内でWiMAXの接続が不安定になることはありますが、基地局が増えると電波がより送受信しやすくなり、インターネットに接続しやすくなります。
そのため、各区間にあるWiMAXの基地局が増えれば増えるほど、新幹線のような高速走行をする乗り物内でも、繋がりやすくなるんです。よって、走行中の新幹線内でも、WiMAXが利用しやすくなります。
現在では、WiMAX2+の基地局も拡大中なので、今後さらに新幹線内でもインターネットに接続しやすくなっていくでしょう。
WiMAX特典 東海新幹線で利用できるWiFiプレミアム
WiMAXプロバイダの本家・UQWiMAXを契約していて、特に東海道新幹線内でWiMAXを利用している方に、嬉しいお知らせがあります。
それは、公衆無線LANサービス「UQ WiFiプレミアム」が無料オプションとして利用できるというものです。
- ID認証で簡単にUQ WiFiを利用することができる
- 利用し続けても速度制限がない
- 東海道新幹線等の車内WiFiが使える
「UQ WiFi プレミアム」は、全国の飲食店や主要空港・地下街だけでなく、JRの東海道新幹線や成田エクスプレス、常磐線特急電車の車内でも利用できるWiFiサービスです。
UQ WiMAXを契約している方は、申し込みをすることで無料で利用することができます。
無料オプション・UQ WiFiプレミアムの申し込み方法
UQ WiFiプレミアムを利用するためには、事前にオプションの申請が必要です。申請方法は、UQ WiMAXの契約者だけが利用できる「My UQ」にログインして申し込み手続きをするだけです。
それでは申し込みの手順を紹介します。
- My UQ WiMAXにログインしてください。→My UQ WiMAXへのログインはこちらから
- トップ画面の「UQ WiMAX」のタブをクリックしてください
- 料金契約番号等の情報一覧の下に「UQ WiFi プレミアム申し込み」をクリックしてください
- UQ WiFi プレミアムのログイン画面で誤入力いただくパスワードを設定していただく画面と「約款・規約・重要事項説明」に同意していただく必要があります。
- 申し込み確認画面にてご確認後、「申し込みをする」を洗濯してください。
- 画面上に「ログインID」が表示されます。(パスワードは表示されません)
- 表示されたIDと設定したパスワードを使うことで、新幹線内などでUQ WiFiプレミアムに接続ができるようになります。
同様の内容は、登録したメールアドレスに送られ、My UQ WiMAXのUQ WiFiメニューからでも確認することができます。
設定は簡単で1度すれば、WiFiがずっと利用可能なので、UQ WiMAXを契約している方は、ぜひ登録してみてください。
WiMAXが繋がらない時、新幹線車内の無料WiFiを使おう
2020年に向け、新幹線内で利用できる無料WiFiの整備が進んでいます。今までは、WiMAXのようなモバイルルーターが利用できるかに対して、関心が集まっていました。
しかし、どうしてもWiMAXの電波が悪い・繋がらないという時は非常に困りますよね。
もし無料WiFiの整備がより進めば、WiMAXを利用せず快適なインターネット環境を手に入れることができるようになります。
そこで注目して欲しいのが「公共WiFi」です。
公共WiFiとは?
公共WiFiとは、公共の場所で誰もが使うことができる無線LANのサービスのこと。外出時、データ使用量を気にせず、インターネットを利用することができるので非常に便利です。
最近ではお店や駅構内だけでなく、JRや新幹線内にも設置されるようになり、簡単に快適なインターネット環境が手に入れられるようになりました。
飛行機では、当たり前に無料WiFiがある
ANAやJALといった国内線機内はすでに無料WiFiが完備されており、JALはすでに機内インターネットを無料提供をしている他、ANAも国内線機内のWiFiを無料で利用できるようにしています。
その理由として、新幹線などの鉄道を利用する出張や旅行客を取り込む狙いや外国人観光客の増加を見込んでいます。
このように、インターネットをよく利用する客層のニーズに合わせることで、飛行機をより利用してもらえるように工夫しています。
では、一方でJRや新幹線のWiFi設備はどうでしょうか?
ここからは、JRや新幹線のWiFiサービスについて紹介していきます。
東北新幹線や北陸新幹線では、無料WiFiの提供を開始した
航空会社の取り組みに対して、JRも新幹線内の無料WiFiサービス(公衆無線LAN)の整備を開始しています。東北新幹線・北陸新幹線・秋田新幹線の車両改修し、2018年から「JR-EAST FREE WiFi」サービスの提供が始まりました。
「JR-EAST FREE WiFi」のポイントは以下の通りです。
- 事前契約がいらない
- 一度のメールアドレス登録で3週間まで利用できる
- 1回の接続で連続3時間利用ができる
- 1日の接続回数は無制限
このように、面倒な手続きや利用制限がほとんどなく、ほぼ無制限でWiFiを利用することができます。今まで駅やホームで利用できていた「JR-EAST FREE WiFi」が新幹線内でも利用可能になりました。
こうした新幹線・公衆WiFiは携帯電話の電波を使用するので、トンネルなどでは繋がりにくいことがあります。また、災害時には登録なしで利用することができるので、覚えておくと良いでしょう。
利用可能な車両には、上記のステッカーが貼ってあるので、新幹線に乗った時には確認してみましょう。
東海道、山陽、九州新幹線の公衆無線LAN
これは、JR東海、JR西日本、JR九州、東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線の車両で利用できる無線WiFiです。
この無線WiFiを利用するのに、事前の申し込みは不要で、メールアドレス登録かSNS認証を済ませることで、誰でも無料で利用することができます。
しかも、東海道・山陽・九州新幹線で3社共通の無料WiFiなので、一度登録してしまえば、乗車区間は関係なく、「Shinkansen Free WiFi」を利用することができます。
現在、全ての車両で利用することはできませんが、上記の「Shinkansen Free WiFi」のステッカーが貼ってある車両内では、無線WiFiの利用が可能です。
確認してみましょう。全列車への対応は2020年3月の予定となっています。
このように、新幹線の改修が進み、新幹線内でのWiMAXの電波状況などは、そこまで重大な問題ではなくなってきています。
WiMAXの対応エリアはどんどん拡大し、公共WiFiの整備も進んでいくため、より快適にインターネットを利用することができるようになっていきます。
こういった「公共WiFi」を利用することで、WiMAXが繋がりにくい場合でも、快適にスマホやタブレットなどを使いましょう。
まとめ
「新幹線内でのWiMAX利用について」の解説や「WiMAXが繋がりにくかった時の解決策」の紹介をしてきましたが、いかがだったでしょうか?
WiMAXの対応エリアが拡大してきているので、新幹線内でもWiMAXが問題なく利用できるようになってきていますね。
トンネル内でWiMAXの電波が繋がらなくなったり、エリア内でも電波が悪くなった場合は、紹介した公共WiFiを使用することをオススメします。利用するための設定・登録が簡単で、ほぼ無制限でWiFiを利用できるので非常に便利です。
このようにWiMAXの電波状況に応じて公共WiFiを利用し、快適なインターネット環境を手に入れましょう。
このページを参考にして、WiMAXの「UQ WiFi プレミアム」の登録や公共WiFiを利用してみてはいかがでしょうか?
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