みなさん、WiMAXやポケットWiFiを利用していて、「有線接続してPCでもインターネットを利用したい」「家では安定した通信環境が欲しい」と思ったことはありませんか?
無線非対応のパソコンを使っていたり、通信環境によって電波状況が悪くなると、ポケットWiFiでなく有線接続でインターネットを利用したくなる方も多いでしょう。
しかし実は、WiMAXやポケットWiFiといった、いわゆるモバイルルーターでも有線接続ができるんです。
今回、このページではWiMAXやポケットWiFiを有線接続する方法、「USB接続」について紹介していきたいと思います。
このページを読むことで、USB・有線接続のメリットや使用方法を理解することができ、今後のあなたのインターネット環境がより快適なものになるでしょう。
USB接続以外でのインターネット接続の方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
WiMAXをUSB接続してインターネットを利用しよう
WiMAXはモバイルルーターを利用して無線でインターネットに繋げることがほとんどです。
しかし、USB接続という方法で、インターネットに繋げることが可能です。
必要なものは以下の通りです。
- WiMAXのモバイルルーターやポケットWiFi
- パソコン
- USBケーブル
これら3つさえあれば、USB接続ができます。
ポケットWiFi端末とパソコンはもっているのであれば、USBケーブルさえ調達しておけば大丈夫です。
ここからは、用意するUSBケーブルについて紹介していきます。
使えるUSBケーブルのタイプかどうかを確認しなければいけない
WiMAXやポケットWiFiをUSB接続する際に、USBケーブルが必要だからといって、どんなUSBケーブルでも良いという訳ではないんです。
USB接続に「USBケーブル」は欠かせないものなので、事前に買っておきましょう。
USBケーブルの種類は2つあります。
- バッテリー供給用:充電のみできるケーブル
- バッテリー供給&通信用:充電だけでなく、インターネット通信ができるケーブル
今回はインターネットを利用するので、インターネット通信が可能な「バッテリー供給&通信用」のUSBケーブルを購入しましょう。
そしてUSBケーブルには形状にも色々種類があり、それぞれ使用できる端末が異なります。
- mini USB
- micro USB
- USB Type-C
このようにUSBケーブルといっても機能や形状も様々です。WiMAXのモバイルルーターとパソコンが、どのUSBケーブルに対応しているかを前もって確認しておきましょう。
- Speed WiFi NEXT W04~06:Type-C USB端子
- Speed WiFi NEXT WX04~05:microUSB Type-C
このように、WiMAXのUSB端子がそれぞれ異なっているのがわかりますね。
あまり聞きなれないUSBケーブルがあっても、通販サイトや家電量販店で、気軽に購入することができるので安心してください。
WiMAXやポケットWiFiをUSBで接続するメリット
ここからはWiMAXやポケットWiFiをUSB接続するメリットを紹介していきます。
無線接続では実現できないことがあるので、しっかり確認しましょう。
メリット1:簡単にWiFiを接続できる
無線でWiFiを接続する時には、SSIDやパスワードの入力が必要で、電波の状況によってはWiFiに繋がらないこともあります。
しかしUSB接続であれば、USBコードをパソコンに接続するだけで完了するので、簡単にWiFiに繋げることができ、インターネットも快適に利用することができます。
無線に対応していないパソコンや電子機器でも、インターネットに繋ぐことができることも大きなメリットです。
メリット2:無線接続よりも通信が安定しやすい
無線によるデータ通信を利用する場合、ケーブルが必要なくインターネットを利用できるので、非常に手軽です。
しかし、他の機器から干渉を受けることがあったり、通信環境によって電波状況が悪くなってしまうというデメリットもあります。
一方、有線接続だと機器同士(WiMAXとパソコン)を直接繋ぐため、無線接続よりも安定性が高まり、通信速度も低下させずにインターネットを利用することが可能です。
実際、UQWiMAXの公式サイトで、USB接続時に380Mbps以上の通信速度を実現していることが明記されていて、最大通信速度に近い速さでインターネット接続ができます。
メリット3:導入費用がかからないことがある
USB接続時に必要なUSBケーブルが、ポケットWiFiを購入するときに付属品としてもらうことができます。
USBケーブルと同様に有線LANケーブルでも有線接続が可能ですが、ポケットWiFiでそれをするに は、クレードルと呼ばれるスタンド型の電波拡張機を購入する必要があるんです。
クレードルを購入もできますが、GMOとくとくBBやBroad WiMAXのようなWiFiルーター端末が無料であるプロバイダでも、3000円前後の費用がかかってしまいます。
しかし、クレードルをもっていることで電波の安定性を高めることができるので、余裕があるなら購入しても良いでしょう。
メリット4:USB接続と無線接続は同時に利用できる
USB接続と無線接続は同時に利用することができるので、有線でパソコンを利用しながらもスマホではWiFiをつなげながらインターネットを利用することができます。
同時接続ができるおかげで、いちいち接続を解除する必要がなく手間がかかりません。
メリット5:USB接続の場合は、ポケットWiFiの同時接続台数にカウントしない
ポケットWiFiは機種によって、最大接続可能台数が決まっており、多くのポケットWiFiが10台までとなっています。
そして実はこの最大接続台数は、無線LANで接続できる通信機器の数なので、USB接続(有線接続)の機器がカウントされないんです。
つまり、最大10台を無線LANで繋いでいたとしても、パソコンをUSB接続して11台目として利用することが可能となっています。
無線接続だと周りの通信機器の影響で、電波が悪くなったり不安定になりやすかったですが、ポケットWiFiを直接繋ぐUSB接続では、そのような環境でも快適なインターネット環境を手に入れることができるので非常に魅力的ですね。
WiMAXやポケットWiFiをUSBで接続する方法を紹介しよう
ポケットWiFiと通信機器をUSB接続で繋ぐ方法は難しいものではないです。
今回は、WiMAXルーターW05とWindowsパソコンをUSB接続する方法を紹介しましょう。
WiMAXのUSB接続の手順
- W05に付属している(又は用意した)USB2.0Type C-A変換ケーブルを端末の端子に差し込む。
- パソコンの電源を入れUSB2.0 Type C-Aのもう片方のコネクタをUSBポートに差し込む。
- パソコンが端末を認識すると、CDドライブへの接続を確認するメッセージが表示される。
- メッセージを選択をし、「AutoRun.exeの実行」を選択する。
- 「ユーザーアカウント制御」の画面で「はい」を選択する。
- パソコンのデスクトップに「Speed WiFi NEXT setting tool」のショートカットアイコンが表示されたら完了。
「Speed WiFi NEXT setting tool」のインストールは、初めて接続するときだけなので、その後はインストール不要です。
インストールされない原因は、セキュリティソフトが原因かもしれない
USB接続をした場合、自動で「Speed WiFi NEXT setting tool」がインストールされないことがあります。
これの原因の多くがセキュリティソフトによるものなんです。
パソコンに入っているセキュリティソフトが、ドライベーの自動インストールを妨害している可能性があります。
対処法は、一旦セキュリティソフトを削除するか一時停止することで、USB接続が認識されるようになります。
そのほか、ルーターの設定から「通信&充電モード」に切り替えることによって改善されることもあるので、試してみましょう。
WiMAXやポケットWiFiを、USB接続以外でパソコンに接続してみよう
ここからは、USB接続以外でパソコンなどの電子機器をインターネットに繋げる方法を紹介していきます。
- 無線LANで接続する。
- 有線LANで接続する。
この2つの接続方法も覚えておきましょう。
USB接続以外の方法1:無線LAN(無線接続)を利用する
まずは無線LAN接続について解説していきます。
手順1:SSIDとパスワードを確認しましょう。
SSIDとパスワードはルーターの画面から確認することができます。
手順2:パソコンのWiFi設定をオンにする。
Windowsの場合、コントロールパネルから/Mac OSの場合、メニューのシステム環境設定から設定変更が可能です。WiFiの設定画面からWiFi機能をオンにしましょう。
手順3:SSIDを選択し、パスワードを入力する。
パソコンのWiFi機能をオンにしたら、使いたいWiFiのSSIDを選択し、パスワードを入力することで、WiMAXやポケットWiFiを利用することができます。
USB接続以外の方法2:クレードル(有線接続)を利用する
USB接続以外でクレードルを使った有線接続があります。
有線LAN接続はUSB接続と同様に、WiFiの回線が安定する接続方法です。モバイルルーターでも固定回線のようにも利用できるので、ぜひ知っておいてください。
有線LAN接続をするには用意するものが2つあります。
- クレードル
- LANケーブル
以上の2つを用意すれば、モバイルルーターをクレードルに設置して、クレードルとパソコンを有線LANで繋ぐだけで、インターネットが利用できるようになります。
特に必要な設定もなく、繋げるだけで簡単にインターネット環境を手に入れることができるんです。
こちらも有線接続なので、WiFiルーターの最大接続台数には含まれません。
WiMAXやポケットWiFiが、実はゲーム機にも有線接続できる
自宅でパソコンを使うときに、インターネットを利用かと思いますが、ゲームでオンライン回線が必要になることもありますよね。
今回は少しだけ、ポケットWiFiをゲーム機に有線接続することについて紹介していきます。
WiMAXやポケットWiFiの有線接続でも、問題なくゲームがプレイできる
WiMAXやポケットWiFiで有線接続して、ゲーム機をプレイすることは可能です。
通信速度にも特に問題はなく、大抵のゲームは最低でも2Mbpsの通信速度が必要で、5Mbpsあれば十分に通信ができます。
リアルタイムのオンラインゲームなどに関しては、10Mbpsほど必要になりますが、光回線やWiMAXでは1Gbps近くの超光速通信が可能なので、問題なくプレイすることができるでしょう。
通信制限になる可能性があるため、あまりオススメはできない
WiMAXのギガ放題プランでも、3日に10GBまでという制限があり、大容量のダウンロードを行なった場合などは、通信制限にかかる可能性もあります。
そのため、他のポケットWiFiを利用している方にも注意が必要です。
さらに、電波干渉煮よってラグが発生したりするように、固定回線よりも安定感がないため、安定性を求める方には、あまりオススメできません。
しかし、通信制限や電波干渉などが心配なだけで、プレイ自体は問題なくできるので、WiMAXやポケットWiFiを有線接続してゲームをプレイしても十分楽しめると思います。
まとめ
今回、WiMAXやポケットWiFiのUSB接続について、メリットや利用方法、ゲーム機の接続方法など紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
WiFiのモバイルルーターでも有線接続ができることがしっかり理解できたと思います。
注意する点としては、USBケーブルがきちんとルーターに対応しているかどうかを確認して購入することです。
その他は、難しい設定もなく簡単にインターネットに接続することができるので、非常に便利だと思います。
リアルタイムで通信が必要なゲームだと、ラグや通信速度などが気になることがあるかもしれません。しかし、プレイ自体は問題なくできるので、ぜひ試してみてください。
このページを参考にして、WiMAXやポケットWiFiをUSB・有線接続で利用してみてはいかがでしょうか?
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