WiMAXサービスが始まってから、2019年現在もエリアが拡大されているWiMAX。
そんな中、2013年に開始された注目の通信回線サービスである「WiMAX2+(ワイマックスツープラス)」
携帯電話やスマートフォンのLTE通信回線と比べてWiMAX2+の通信可能エリアは、狭いと思う方もいると思います。
しかし、WiMAX2+のサービス提供エリアは都市部を中心にして人口カバー率99%以上の対応エリアと、現在運用されているLTE通信回線エリアと比較しても劣らない広さに拡大しています!
とはいえ、地形や屋内や地方では繋がりにくいという声も聞きます。
そのため、この記事では2019年現在のWiMAX2+サービスエリアのピンポイント検索やサービスマップで確認する方法、またWiMAX電波の強い地域や圏外などの地域、WiMAX2+の対応エリアを検索する方法を解説していきます!
WiMAX 2+のサービス提供エリアは随時拡大中!
現在、日本全国で運用されているポケットWi-Fiサービス「WiMAX 2+」ですが、2017年にはWiMAX 2+の屋外に設置されている基地局数が合計3万局を突破しました!
WiMAX 2+によって、高速通信が可能になるエリアを日本全国へ順次拡大中とのこと。
20123年以降はWiMAX 2+対応の基地局が増え続け、基地局数と共に通信サービスエリアが拡大しています。
しかし、基地局が増えることでエリアが拡大するとはどういうことなのか。
エリア拡大とはどういう意味かを理解するためにも、基地局の概念を知る必要があります。
基地局とはWiMAXの電波を中継する設備のこと
基地局にはWiMAXの電波を中継するために必要なアンテナや、信号増幅などの装置が備えられています。
WiMAXルーターは、通信を行うために、まず周辺の基地局を検索し、最寄りの基地局に接続をします。
そして、その接続した最寄りの基地局を経由して次の基地局と接続をします。
これを繰り返すことで、インターネット通信が行えるようになっています。
※ BS:WiMAX電波を発している親局
RS:WiMAXの基地局
MS:WiMAX通信を行う端末
WiMAX電波が届かないところは屋内基地局を設置!
基本的にWiMAXの電波は、屈折したりせず直進方向に進む性質があります。
そのため、高層ビルなどが立ち並ぶ場所や、地下街、屋内では電波が届きづらい場合もあります。
大型の商業施設などでは、屋内でも快適に通信を行うことができるように、エリア改善が行われているところです。
WiMAX基地局とWiMAX 2+対応基地局の違いは端末との通信速度!
WiMAXの通信基地局の設備によって、送受信できる電波の種類が違います。
WiMAXとWiMAX2+をサービスとして提供しているUQコミュニケーションズの基地局でも、 設備によって送受信できる電波が異なっているため、WiMAX 2+に対応していない場合もあります。
つまり、WiMAX2+の特徴である「下り(理論値)最大通信速度 558Mbps」の高速通信を利用するためには、WiMAX端末の近くにWiMAX2+通信に対応している基地局が必要になってきます。
一般的なWiMAX端末であれば、見通しのよい場所に端末がある場合、端末から数km圏内の基地局であれば通信を行うことが可能です。
高層ビルや屋内では電波が届かない可能性もありますが、基地局に近いほどWiMAX2+の通信速度も安定します。
利用前にはWiMAX 2+の対応エリアを確認!
自分のエリアがWiMAX2+に対応しているかどうか、出かけ先がWiMAX2+に対応しているのかなど、調べることがあると思います。
そんなときには「UQ WiMAX」のWebサイトから最新情報を確認することができるんです!
WiMAX 2+のサービス対応地域を示した地図は「サービスエリアマップ」と言われています。
WiMAX 2+を利用する場所(家、オフィス、外出先など)の住所を入力することで、ピンポイントで判断してくれる「ピンポイント判断」というサービスも利用可能です!
サービスエリアマップを用いて確認するより、より詳細に対応しているかどうかを確認することができるので、オススメの方法です!
※ 対応エリア検索はこちら(UQ WiMAX 公式サイト)
WiMAXのサービス対応エリアは住所だけで確認できる!
自分の家やオフィスなど、WiMAXを利用する予定場所の住所から、WiMAX 2+サービスが対応しているかどうかを確認することができる「ピンポイントエリア判定」について説明します。
このサービスはUQコミュニケーションズが運用しているUQ WiMAXの公式Webサイトから利用することができ、無料で利用できるサービスです。
住所は番地まで指定することが可能で、WiMAX 2+のエリア対応状況を詳しく確認することができます。
対応エリア判定結果は4段階(◯(圏内), ◯ 〜 △, △, 圏外)あるので、要チェックです!
では、判断結果ごとの解説をしていきます。
判定結果が「◯」または「◯ 〜 △」の場合
判定結果が「◯」または「◯ 〜 △」のエリアは、WiMAX 2+サービスの対応エリア内で、問題なくWiMAX 2+を利用することができます。
ただし判定結果が「◯ 〜 △」の場合、利用場所によっては繋がりにくかったり、途切れたりする場合があるので、利用する際には注意が必要です。
判定結果が「△」の場合
判定結果が「△」の場合、WiMAX 2+を利用することができますが、「電波が弱い・通信速度が遅い」など、利用上の支障が出る場合があります。
そのため、屋内など利用場所によっては圏外になってしまう可能性があるので注意が必要です。
実際にWiMAXルーターを無料でお試しできるサービス「Try WiMAX」などを利用して、利用予定場所で電波や通信状態を確認することをオススメします!
※ Try WiMAX についてはこちら(UQ WiMAX公式サイト)
判定結果が「圏外」の場合
判定結果が圏外の場合、指定したエリアではWiMAX 2+を利用する事ができません。
WiMAX 2+の電波を受信できないエリアになります。ただし、判定は過去の基地局情報を基にしている場合があるので、最新状況や今後の基地局設置によっては、利用可能になる場合もあります。
そんな方には「縛りなしWiFi」がオススメです!
縛りなしWiFiは、ソフトバンクの通信網を利用しているため、普段の携帯電話が繋がるところであれば、利用することができます。
また、縛りなしWiFiは解約時の違約金がかかりません!!途中でやめたくなっても違約金を支払うことなく解約することができます。
実際に、利用想定先で試してみたい場合もお任せください!縛りなしWiFiには無料でお試しできるサービスもあるので、オススメです!
WiMAXのエリア拡充情報をこまめにチェック!
これまで紹介してきた「サービスエリアマップ」や「ピンポイントエリア判定」などの、現在WiMAXが使えるかを確認するサービスの他にも、UQコミュニケーションズはサービスを提供しています。
その中でも、新たに基地局を開設するための工事に関する情報など、エリア拡充情報や今後の計画・サービス開始に関する情報を公開し、閲覧できるサービスを提供しています。
※ エリア拡充情報はこちら(UQ WiMAX公式サイト)
WiMAXエリア改善要望フォームを有効活用しよう!
WiMAX 2+の通信回線を管理しているUQコミュニケーションズでは、公式サイト上でエリアの拡大・通信環境の改善要望などを受け付けています。
エリア判定の結果が圏外の場合や、エリア拡充情報にも掲載される気配がない場合、要望フォームから直接要望するのも1つの方法です。
※ エリア改善要望受付フォームはこちら(UQ WiMAX公式サイト)
WiMAXが圏外に!有効な対処法とは?
WiMAXがサービス対応エリア内でも、急に繋がらなくなったり、圏外と表示されることがあります。
そんなときには、次のことを試してみましょう。圏外表示や繋がりやすさを改善することができるかもしれません。
- WiMAXルーターや通信端末を再起動
- 障害物がない場所、窓際に配置する
- WiMAXルーターを初期化
- クレードルを利用する
WiMAXルーターや通信端末を再起動
WiMAXルーターを含めた通信端末は、長時間利用を続けていると、ふとした瞬間に通信端末が不具合を起こすことがあります。
もし、通信端末の不具合に気がついたら、まずは端末の再起動を行いましょう。再起動を行うことで圏外から回復することがあります。
障害物がない場所、窓際に配置する
WiMAXの電波は高周波のため、直進性(まっすぐ飛ぶが、曲がったりが苦手な性質)を有します。
そのため地下街・ビル街では受信できる電波が弱くなる場合があります。
WiMAXを利用している場所が、ビル街や電波の届きにくい屋内の場合は、WiMAXの電波を遮蔽している(遮っている)ことが原因と考えることができます。
この場合、WiMAXルーターを「高いところに設置する」「窓際などの屋外からの電波が入りやすい場所に置く」「障害物の少ない場所に置く」などを行うことで、ルーターの電波状況が改善される場合があります。
WiMAXルーターを初期化
WiMAXルーターの初期化とは、購入したときの真っさらな状態に戻す(工場出荷時に戻す)ということを意味します。
再起動などで圏外表示や通信不具合が直らなかった場合、WiMAX端末を初期化することで回復する場合もあります。
しかし、初期化することで必ず回復するわけではないので、注意が必要です。
WiMAXモバイルルーターの初期化は、電源を入れた状態でリセットボタンを細いもので数秒長押しすることで開始されます。
(※ 利用しているプロバイダによっては、初期化後にAPN設定などを行わなければ、インターネットを利用できない場合があるので注意してください。)
初期化を行うことで、これまで設定した情報などはすべて削除され、工場出荷時の設定に戻ります。
クレードルを利用する
WiMAXルーターの中でも、WXシリーズは専用のクレードルがあり、そのクレードルにはアンテナ拡張機能が搭載されています。
アンテナ拡張機能を利用することで、屋内や電波を遮蔽するものが多い場所でも、電波を高感度で受信できるため、受信強度を改善できる場合があります。
この専用のクレードルは、WiMAXルーターを購入した際に付属で付いてくる場合と、別途購入しなければいけない場合があります。
クレードルを利用する際には、外部からの電波が入りやすいところに設置することで、より電波の受信強度を改善することができます。
しかし、最新のWiMAXルーターである「W06」からはクレードルが廃止されています。
これはW06ではクレードルの代わりとなる機能「高性能ハイモードアンテナ」が、端末本体に搭載されています。
これにより、クレードルを利用しなくても電波の受信強度を高めてくれるため、不要になったようです。
WiMAXの圏外状態が長時間治らない場合は別問題の可能性大!
WiMAXが圏外になったときに試す対処法を実行しても、圏外表示が直らない場合は次の原因が考えられます。
- WiMAX回線で通信障害が発生している
- WiMAXルーターが故障している
WiMAX回線で通信障害が発生している
WiMAXの通信は、すべてUQコミュニケーションズが管理しています。
そのため、UQコミュニケーションズが保有しているWiMAX通信に関係する設備に障害が発生したり、メンテナンスなどを行なっている場合、WiMAXの通信が行えない可能性があります。
また、自然災害によって一時的に利用できなくなる場合も考えられます。
これらの通信障害については公式サイトで、情報を確認することができるので、現在使用することのできる回線で確認しましょう
※ WiMAXのメンテナンス・障害情報はこちら
WiMAXルーターが故障している
何をしても改善されない場合は、WiMAXのルーター本体が故障している場合が考えられます。
その場合には、契約しているプロバイダに問い合わせて、修理をお願いしましょう。
家電量販店などの店頭でWiMAXを契約している場合
その他、インターネットなどで契約をしている場合
- UQ WiMAX
- nifty WiMAX
- BIGLOBE WiMAX
- GMOとくとくBB
- So-net WiMAX
- ラクーポン WiMAX(旧:シェアリー)
- Broad WiMAX
- DTI WiMAX
- KT-WiMAX
【まとめ】WiMAXのエリアは広い!圏外でも焦らず対処でほぼ解決!
WiMAXのサービス対応エリアは、毎年日本全国で基地局が建てられ、拡充されつつあります。
現在は利用できない地域でも、今後の拡充によって利用できる可能性もあるので、こまめにチェックすることをオススメします。
また、圏外表示になったり、通信が急に途切れたりしても、慌てずに適切な対処を行うことで、解決することがほとんどです。
正しい知識で、正しく対処することを心がけましょう!
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