フレッツ光・ドコモ光が10ギガ(Gbps)解禁!5Gと光回線の今後を予測

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ドコモ光 10Gbps

2020年1月、NTT東日本の井上福造社長が重大発表を行いました。それは、「フレッツ光回線に最大通信速度が10ギガビット/秒のメニューを追加する」というもの。

NURO光やauひかりなどが10ギガを始めてから早数年。ついに国内最大手のNTTが重い腰を上げたのです。

そして、その発表から2か月後、ドコモ光も10ギガプランの正式導入を発表しました。

この2つの報道については、様々なメディアが反応。次々と、多くの憶測や追加事実などが報道されました。両社ともに、2020年4月1日の導入を予定していると明言していることから、確実に10Gbps回線の提供は始まります

さて、さわりを話しましたが、結局ここで何が言いたかったのかというと、 「フレッツ光系列が10ギガプランを追加したことで、さらに日本全国に10ギガプランの波が押し寄せる可能性が高まる」ということです。

すでに10Gbpsの導入は他社光回線でも始められています。ただ、そこにフレッツ光系列が参入することが重要なのです。

ではなぜこのような大げさな表現を使っているのかについて、ここから詳しく掘り下げていきます。

あなたの生活も大きく変わるかもしれませんので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事はこんな方におすすめ

  • フレッツ光クロスの新情報が知りたい
  • ドコモ光10ギガプランの新情報が知りたい
  • 今更聞けない10ギガ(Gbps)の基本について知りたい
  • 5GやIoTと10ギガ(Gbps)の関係について知りたい
  • 5Gが始まると光回線にどういった影響が出るのか知りたい
目次

2020年4月開始予定の10ギガプラン「フレッツ光クロス」とは?

月額料金 6,300円/月(税抜)
工事費用 18,000円(税抜)
キャンペーン内容 NTT東日本  月額料金から1,200円を30か月割引
NTT西日本  月額料金から1,100円を24か月割引
IEEE802.11ax対応ルーターレンタル 500円/月

フレッツ光では、2020年4月1日から10ギガプラン「フレッツ光クロス」が正式発表されました。NTT東日本とNTT西日本で同時期に提供されるとあり、かなりの反響を呼んでいます。

キャンペーンなどの細かい内容についても情報が上がってきており、これから徐々に公開されていくことでしょう。

ここでは2020年2月時点で発表されている情報について紹介していきます。気になっているポイントがあれば、ぜひご覧ください。

フレッツ光クロスまとめ

  • 提供エリアが限定的
  • 基本料金は他社回線と変わらず
  • 早期契約で月額料金割引がある
  • 最新ルーターでないと10Gbpsのメリットが受けられない

提供エリアに注意!!

提供エリアはかなり限定されています。

なので、いきなり全国提供どころか、主要都市ですら利用できない場合がほとんどですね。

NTT東日本 足立区、杉並区、江戸川区、練馬区、世田谷区、葛飾区、大田区、板橋区の一部
NTT西日本 大阪市 (名古屋市も6月1日より提供予定)

これら以外の地域においては、まだ提供予定の発表はされていません。

しかし、NTTが本気を出せばそう遠くない将来において、全国提供を実現してくれるのではないでしょうか。

ドコモ光が10ギガプランを2020年4月1日から導入

月額料金 5,900円~
工事費用 18,000円+手数料3,000円
キャンペーン 最大2年間毎月dポイントプレゼント   毎月1,600ポイントプレゼント
契約時にdポイントプレゼント 新規 20,000ポイント

転用 5,000ポイント

工事費用相当分のdポイントプレゼント  18,000ポイントプレゼント
ルーターレンタル 500円/月

2020年3月9日、ついにドコモ光が10Gbpsプランの発表を行いました。

提供エリアはフレッツ光クロスと全く同じなので、その点は先ほど紹介した通りとなっています。

主に首都圏内から利用が始まっていくようなイメージですね。しかし、料金やキャンペーンといった具体的な内容は、フレッツ光と大きく異なっています。

いったいどのようなプランを打ち出しているのかについて、詳しく説明していきましょう。

ドコモ光10ギガプランまとめ

  • フレッツ光と同額で同エリア
  • 最大76,400ポイントもらえるキャンペーン実施中
  • 工事費用無料キャンペーン実施中
  • プロバイダによってキャンペーンがあるかも!?

もっと詳しい内容を知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

対応プロバイダ7社を公開

ドコモ光は契約できるプロバイダが多いことでも有名。1Gbpsの場合は24社でしたが、10Gbpsの場合は7社のプロバイダから選べることになりました。

対応しているプロバイダは以下の通りとなっています。

10ギガ タイプA ドコモnet、plala、GMOとくとくBB、andline、hi-ho
10ギガ タイプB BB.excite、ASAHIネット

10ギガとなると、対応しているプロバイダの数にも限りがあるようですね。

最も、他社光回線のプロバイダがほとんど選べないことを考えると、かなり豊富な会社がそろっているという印象です。

やはり、10ギガの場合であってもGMOのキャンペーンが魅力的なのでしょうか。その点はまた詳しく説明する必要がありそうですね。

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この記事であなたに伝えたいこと

実は今回の記事では、今後の10Gbpsの流れと、5GやIoTへの影響などといった様々な視点について触れていこうと思います。というのも、昨今の情報は動きが速すぎて、なかなか情報が追いつかないという方も少なからずいらっしゃるからです。

なので、そのような方にもわかりやすいように、今後の展開についてあらゆる方面から導いた予想を立ててみました。

「10Gbpsが何かをしりたい」「5GとIoTへの影響ってどうなるの?」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも10ギガプランの「ギガビット/秒」ってどういうこと?

「ギガビット/秒」とは、1秒間に何十億万のデータを送ることができるのかを表わした単位となります。「G(ギガ)」はSI単位系で10億倍をあらわし、そのあとに続く「bps(bits per second)」がビット毎秒という言葉を表しています。

これによく似た単位で「Mbps」や「Tbps」というものがあります。よく混同してしまいがちですが、「Gbps」の1000分の1が「Mbps」であり、「Gbps」の1000倍が「Tbps」となります。

もちろん、光回線の通信速度において「Tbps」と表現することは今のところありません。現時点では最高で「Gbps」ということになっていますからね。後述しますが、2020年春から導入される「5G」に関しても、最大通信速度は20Gbpsとなるだろうと予想されています。

なので、現時点で押さえておくべき指標は、「Gbps」または「Mbps」のみでいいでしょう。

10ギガビット/秒が必要な理由

2015年6月にソニーネットワークスコミュニケーションズが「NURO光 10G」を開始したのを皮切りに、2018年6月にはKDDIが「auひかりホーム10ギガ」を、2019年4月にオプステージが「eo光ネット 10ギガコース」を次々と発表しました。

それまでは現在もフレッツ光などが提供している「1Gbps」が最速だったのですが、いったいなぜこのような競争が行われたのでしょうか。もちろん、光回線間の競争があったことは確かですが、それ以外にもしっかりとした理由があるのです。

それが、10Gbps対応のサービスが普及してきたから。

とはいっても、例えばYouTubeやNetflixのような動画視聴、オンラインゲームへの使用などといったことに関しては、10Gbpsもの速度を必要とはしません大抵の場合はオンラインゲームで30Mbps~70Mbps、動画視聴でも300Mbpsあれば十分とさえ言われています。

では、何をすれば10Gbpsもの速度を必要とするのか。それは、3DCG作業や4K動画編集などのデータをパソコン間でやり取りする場合に重宝されているのです。もちろん、それ以外にも様々なコンテンツを送受信するなかで、今までの1Gbpsでは追いつかないような作業が増えているのです。

もっと言えば、次世代型の通信システムである5Gや、モノとモノをインターネットでつなげるIoT技術などを普及されようと思うと、10Gbpsという高速通信は尚更必要となってきます。

これを聞いて、まだまだ先の話と思いがちですが、実はすぐそこまで高速通信社会は到来しており、すでにアメリカなどでは5G通信が始まっています。なので、今後ますます通信速度の増強は加速していくでしょう。

しかし、現時点での日本において、10Gbpsを利用できる環境が整っている地域というのはあまり多くはありません。せいぜいが関東圏内や政令指定都市周辺地域位となります。これでは、ますます地方と都市の情報格差が広がっていくことは必至です。

そして、このことに端を発してか知らずか、いよいよ通信業界最大手であるNTTがその重い腰を上げたのです。そうです、今回のお話のメインである、「フレッツ光が10Gbpsに参入する」という話です。

ここまでのまとめ

現代において10ギガは必要ないが、今後5GやIoT技術をスムーズに活かすために必須となる すでにアメリカや韓国では5Gの普及が進んでおり、すでに数百万人以上の人が5Gが当たり前になっている

フレッツ光が10ギガプランを追加する影響

フレッツ光が10Gbpsに参入することにより、大まかにいえば以下の点に影響が出てくると推測します。

  1. 光コラボレーション各社が一気に10Gbpsを導入し始める
  2. 10Gbpsサービスの全国展開が急速に伸びる
  3. 5GやIoTを利用したサービスが一気に増える

あくまでも今後の展開を予想したものであり、本当にこのようになるのかについては専門家の分析が必須となるでしょう。しかし、ここではあらゆる情報をもとにして、将来的にこのような影響が出てくるのではないかという憶測をいくつか示しておきます。

今後の展開が少しでも気になるという方は、ご覧ください。最後に、光回線と5Gの今後についても言及していますので、「光回線は、もはや必要ない」と思っている方はぜひご覧ください。

影響① 光コラボレーション各社が一気に10Gbpsを導入し始める

これはもはや明言されていることなのですが、フレッツ光が繰り広げている「光コラボレーション」各社も、10Gbpsを利用したサービスを2020年春から開始することが決定しています。

「光コラボレーション」とは、フレッツ光の回線を利用して光回線サービスを提供している会社のことであり、具体的に言えば、ドコモ光softbank光などがこれに当てはまります。

現時点では「最大通信速度1Gbps」となっている各社ですが、利用者の中には「速度が遅い」「10Gbpsの導入をしてほしい」などといった声が少なからず上がっていました。

その中で、先ほど紹介したNURO光やauひかり、eo光といった各社が徐々に10Gbpsに参入したわけです。このままでは他社に一気に話されてしまうことを危惧していた「光コラボレーション」各社でしたが、同サービスを提供できるとなった今、形成逆転を狙いに来る可能性は大いにあり得ます。

そうなれば、今まで利用料が高額であった10Gbpsサービスにおいても、多少なりとも価格競争が起こってくる可能性は否定できません。さらに、各社ともにお得なキャンペーンなども実施する可能性は高く、利用者にとってはメリットとなるかもしれませんね。

この項のまとめ

光コラボレーション各社が一気に10ギガに参入する可能性が高い 参入すれば、高単価となっている10ギガプランも、一気に月額料金が引き下がる可能性がある

影響② 10ギガサービスの全国展開が急速に伸びる

さて、先ほどの「光コラボレーション」各社が一気にシェアの奪い合いを始めるということに加えて、現在の10Gbps利用者が急速的に増加すると考えられます。もちろん、はじめは東京23区限定で始めるといっているので、1年ほどで全国区になるということは難しいでしょう。

しかし、天下のNTTの通信技術を利用すれば、今ある回線を順次10Gbps仕様に変更していくことなど、競合他社と比較するとそう難しくないのではないでしょうか。もちろん、それには莫大な費用と宣伝広告費が必要となりますが、将来的な利益のために舵を切る可能性は十分あり得ます。

とはいえ、会見での発言内容や、ここまで10Gbpsのサービス開始を渋っていた背景などを考えると、NTT東日本自体もそこまで乗り気ではなかったのではないか、という憶測もなされています。

さらに、会見したNTT東日本と違い、NTT西日本では導入に後ろ向きであるという声も聞かれているそうです。確信はないですが、東日本と西日本でそこまで態度が違うとなると、企業としての行動は思っている以上に速くはないのかもしれません。

ただし、これはあくまでもフレッツ光の話であり、先ほど紹介した「光コラボレーション」各社とは一切関係ありません。なので、10Gbpsという高速通信を武器に、既存の利用者を通してますます10Gbpsの利用が増加してくることは間違いないでしょう。

この項のまとめ

利用者の増加に伴い、加速度的に全国に10ギガ回線が普及する可能性がある

影響③ 5GやIoTを利用したサービスが一気に増える

光回線を増強したところで5GやIoTとは一切関係がないのではないか、と考える方もいらっしゃるようですが、実はこれらには密接な関係があるのです。もちろん、まだ導入が始まっていないので憶測にすぎませんが、現時点で携帯キャリア大手も、光回線を利用した構図を思い描いているようです。

とはいっても、いったい何がいいたいのか理解しづらいかもしれないので、具体的な話をしていきましょう。結論としては、10Gbpsのサービスが全国に行き届くことで、それを利用する5GやIoTサービスが全国に普及するのではないかという話となります。 どうしてこのようなことが言えるのかについて、少しだけお話していきます。

5GやIoTが一般化する未来の日本において、最も重要なことが全国各地に高速通信が可能となる回線を引くこと。もちろん、5Gを導入する携帯キャリア大手が、各地域にこぞって基地局を増設するので、大都市でも地方でも5Gサービスを受け取ることはできます。

しかし、それはあくまでも携帯電話でのみの話。パソコンやテレビといった、ほかの通信媒体には一切関係のないことなのです。それはIoTでつながっている家電製品も同じことが言えます。

IoTの一般化が光回線利用の要因となるかも

高速回線で最も重要視されているものの一つとして、物と物をインターネットでつなげるIoTサービスが存在します。インターネットでつなげるということは、常に各家電製品がインターネット接続を可能としなければならないということです。

5G導入により、利用しているスマホの通信速度が速くなったとしても、家で利用しているインターネットが低速であるなら意味がありません。

もちろん、家にも5Gをデザリングしたスマホを置いておけば解決するのですが、スマホの回線利用には、パケット通信料がかかるので、5Gを利用すれば利用するほど、毎月の請求金額が高額になります

4G回線ですら高額だったパケット料金、5Gとなりより多くのパケット数を使用した場合の月額料金なんて考えたくもありませんね。そこで利用されるのが、月額料金が一定であり、なおかつ通信速度も5Gとそん色ない光回線の「10Gbps」サービスなのです。

5G回線の最大速度20Gbpsには劣りますが、無制限でインターネット回線を利用できるため、すべての家電製品を光回線経由でスマホと連動させても、毎月の利用料金は変わることもないのは便利といえます。

そしてそのことがIoTの利用の際には十分な効果を発揮するのではないかと推測できます。もちろん、それ以外の接続方法やデータの飛ばし方があれば別ですが、今のところは高速通信によるデータの送受信となっていますね。

なので、複数の電子機器が一度に大量のデータを飛ばしても耐えきることができる10Gbps通信は、今後のIoT時代には欠かせない通信サービスとなることは間違いありません。

結局フレッツ光の参入が意味することとは?(予測)

  • 10ギガサービスが一気に全国に普及する布石となる
  • 光コラボ各社が参入することで価格競争が生まれる
  • 5G・IoTを日本中に広めるための前段階に来ている

5Gと10ギガは併用する必要があるの?

これも多くの方が疑問に思っていることなのですが、5Gと10Gbpsはともに同じ高速回線であり、どちらかと5Gのほうが通信速度が速いともいわれています。しかし、現時点ではこの2つのサービスは併用するべきだといわれています。

それはいったいなぜなのでしょうか。その疑問に答えるために、ここでは5Gサービスの弱点にも触れていきます。

実は弱点が多い5G

ドコモ光 10g 5Gは意外と弱点となる要素が多いということはご存じでしたか。はっきり言って全国普及をさせるためには、まだまだいくつもの課題をクリアしていく必要がありそうです。というのも、以下の点が足かせとなっているからです。

  1. 障害物にさえぎられると弱くなる
  2. 通信料金が高額になる
  3. 本当に20Gbpsがでるかどうかはわからない
  4. IoTに対応するには不十分

このような点が存在することで、5Gというのは意外にも多くの弱点を抱えて世に出されているのだということがうかがい知れます。ここからは少し具体的に掘っていくので、今まさに光回線の利用を中止しようと考えている方はご覧ください。

弱点① 障害物に遮られると弱い

5Gの弱点を語るうえで最も重要となるのが、ビルや壁などいった遮蔽物に妨害を受けやすく、遠くまで電波を飛ばすことができないという点が挙げられます。なぜこのようなことが起きるのかというと、それは5Gが利用する周波数に関係してきます。

というのも、今までの4Gでは2GHz~3.6GHzといった周波数を利用して電波を飛ばしていたのに対し、5Gではそれよりも広域となる3.7GHzと4.5GHzさらには、大手携帯キャリアには28GHzなどという、遥か広域の周波数が利用されているからです。

周波数をここまで高くした理由としては、モバイル回線以外で使用している電子機器がないからです。高周波数の帯域を利用する機器がなければ、ほかの通信に邪魔されることなく、スムーズな電波受信を可能とします。

しかし、これにはデメリットも存在しています。というのも、高周波数にすると、ビルなどといった障害物があった場合には、電波が届かなくなってしまうのです。もちろん、現時点での通信も同じことが言えますが、それがさらに弱まってしまうのです。

その対策として挙げられているのが、携帯キャリアの基地局を増設すること。一説によると100m間隔に1つの基地局が必要なのだとか。もはや電柱と同じような間隔で全国各地に基地局を設置しなければならないことになります。

それには膨大なコストがかかるので、5Gの普及にとっては大きな障害となりえます。

弱点を補うために

各所に基地局を設置するため、全国の電柱に基地局を設置する可能性がある

弱点② 通信料金が高額になり速度制限がかかりやすくなる

これに関しては、各携帯キャリアがどのような対策を講じるのかによって変わりますが、現時点では5Gにすることにより通信量が大幅に増えることが予測されています。なので、必然的に使用するパケット通信料金は高額となるでしょう。

しかも、最近はYouTubuやHuluなどといった動画配信サービスを利用する機会が増えましたので、ますます多くのパケット量が必要となりますね。そして忘れてはいけないのが、パケットの使い過ぎで速度制限がかかりやすくなるということ。

もちろん、ギガ使い放題などといった新サービスも展開している携帯キャリアは多く、5G導入後も使い放題とするサービスを提供する予定であるとのことですが、その料金プランは未定です。

なので、ここぞとばかりに通信料金の底上げを狙ってくる企業は増えてくるでしょう。なので、料金が高額となるのを避けるため、あえて定額料金プランを選び、速度制限の餌食となってしまうかもしれません。

弱点を補うために

光回線を利用して通信制限をなくすことで、高額請求を免れる

弱点③ 本当に20Gbpsがでるかどうかはわからない

5Gがいくら最大20Gbpsでるといっても、それは「ベストエフォート型」と呼ばれるものである可能性が高いです。というのも、実際に日本に先行して5Gを利用しているアメリカや韓国などでは、4Gから5Gに変わったとしても、そこまで通信速度は変わらなかったという評価がかなり多いのです。

もっとも、それなりの設備投資をした方は速くなっているようですが、通常通りの設備では十分な速度向上は見込めないようですね。

そもそも、光回線でも一般的となっている「ベストエフォート型」とは、かなりいい通信環境が整っている場合にでるといわれている期待値であり、実際にその速度が出るということを保証しているものではないのです。

なので、極端な話、「ベストエフォート型」の最大通信速度が20Gbpsであったとしても、実測値が1Mbpsなどということもありうるということです。つまり、5Gになって誰もかれもが一気に通信速度を跳ね上げることができるのかというと、そこに関しては疑問を呈さざるを得ませんね。

むしろ、エリア内の人口や地域の通信環境によっては、4Gよりも通信速度がでないなどということもあるかもしれません。なので、大都市に住んでいる方であればともかく、いわゆる地方都市にお住まいの方は過剰な期待をすることは控えたほうがいいでしょう。

弱点を補うために

各家庭ごとに5G対応の機器をそろえる必要がある。しかし、機器は高額なので全国に普及するかどうかは謎。

弱点④ IoTに対応するには不十分

結局、5Gを語る上で必要となる要素として挙がってくるのはIoT化をどのように支えていくのかという点です。この点については、先ほども触れたとおり、家での光回線サービス利用を推奨します。

もちろんこれには根拠があります。というのも、5Gをデザリングすることができるのはお手元にあるスマホだけであり、家にある家電製品すべてを常にインターネット上につなげておこうとすると、とんでもない通信料金がかかることになります。

しかも、そのためにもう1台なにかしらの形で端末を購入しなければならなくなるので、はっきり言って無駄としか言いようがありません。

そのような状況を変えるために必要となってくるのが、光回線です。より厳密にいえば、無線LAN(Wi-Fi)の契約を10Gbpsサービスを展開している光回線で行うことになります。

そうすることで、家じゅうのありとあらゆる電化製品が一度にインターネットを介してあなたのスマホにデータを送信したとしても、その通信料の大きさから、回線がパンクすることを防ぐことができるでしょう。

むしろ、5Gのみの契約をしていると、ふとした時にインターネットに接続できなくなることも十分あり得ます。なので、5G回線と光回線は互いの弱点を補うためには、併用することも必要だといえるのではないでしょうか。

弱点を補うために

5Gだけではなく、光回線を利用することで家でのインターネット接続をする

光回線と5Gの今後

では、今後光回線と5Gはいったいどのような道をたどっていくのでしょうか。

当サイトでの答えとしては、「両者ともに共存していく」という結論に達しました。というのも、今現時点での光回線と5Gの関係というのは、持ちつもたれつといった感じであり、双方の弱点を双方で補っているような感覚に近いものを感じます。

例えば、IoTに関する問題としては、光回線と5G回線をうまく利用することにより解決できます。さらに、いくら5Gであったとしても、すべてのユーザーが一気に利用することで回線がパンクする可能性があり、それを補うために自宅にて光回線の無線LANスポットを確保する必要があるなど、実用後に出てくる問題に対しての補完材料が光回線には存在しています。

もちろん、このような欠陥が存在しなくなる可能性も否定できませんが、今現時点での仮説としてはこのようなこともあり得るのではないでしょうか。

なので、5Gが始まるからといって光回線が要済みとなることはなく、さらに双方をうまく利用する必要性が出てくる可能性も低くはないといえるでしょう。

まとめ

今回は、来るべきフレッツ光の10Gbpsサービス開始に伴って、今後の光回線や5G、IoTなどへの影響についての予測を行ってみました。今回記載したことは、あくまでも様々な事柄を調べた予測であり、こうなるという断定的な未来を描いたわけではありません。

もしもそのような予測を見たいというのであれば、その道の専門家の論文をご覧になったほうがいいでしょう。しかし、調べてみると意外と多くの出来事がつながっているので、より深い予測を立ててみるのも面白いかもしれませんね。

最後に言えるのは、フレッツ光という国内最大手が10Gbpsサービスを導入することに伴って、ますます日本の通信サービスは発展するだろうということです。これからの1年1年は、目まぐるしく通信技術が変化することとなるでしょう。そうなることを期待しています。

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