ドコモで既に携帯・スマホを契約している人が、自宅で利用しているネット回線もドコモ光で契約することで適用されるのがセット割です。
ドコモ光セット割やギガライト・ギガホは、仕組みや料金が理解しにくいかもしれません。そこで、今回はサービス割引を含めながら、ドコモ光セット割について説明しようと思います。割引サービスを知った上で、自分にとって何がお得なのかを知っていきましょう。
スマホもネット回線もドコモにすると、月額料金を安くできる
NTTdocomoの携帯・スマホの契約者は、ドコモ光でネット回線を契約することで、支払い額を割引してもらえます。それが「ドコモ光セット割」です。
そのほか、ギガライト・ギガホ、光☆複数割などといった新料金プラン・割引サービスがあります。これらによって携帯・スマホの月額料金の割引することができますが、条件として携帯・スマホだけでなく、自宅のネット回線もドコモで契約する必要があります。
では、ここからは今話した割引サービスについて解説していきます。
ドコモ光セット割を詳しく知ろう!
ドコモ光セット割を適用される対象や条件、割引額などを詳しく解説していきます。
これらを知った上で、自分に合ったプランとセット割りの組み合わせを見つけましょう。
セット割で安くなるのは、契約者のスマホ月額料金だけ!
携帯・スマホをドコモで契約し、今利用しているネット回線もドコモ光で契約した場合、何の料金が安くなるか知ってますか?
「ドコモ光セット割」の割引対象は、ドコモと契約している携帯・スマホ(代表回線)の月額料金になります。たまにドコモ光の料金が割引対象だと思い、セット割されていないと間違えてしまう人がいるので注意しましょう。
セット割を適用する条件は2つ
- 「ドコモ光」と「ドコモ携帯」の両方を契約すること。(※ドコモ光の契約とセットにする携帯の契約をペア回線という)
- 両方の契約者の名義が同一であること。
例えば、ドコモ光の契約者を父、ドコモ携帯の契約者を母とする。そうすると当然名義が違うので、「ドコモ光のセット割」を適用することはできません。両方の名義が父、もしくは母であって初めて「ドコモ光セット割」が適用されます。
セット割の割引額は、利用しているパケットプランで変わる
パケットパック名 | パケットパック月額料金 | ドコモ光セット割引額 |
ウルトラシェアパック50 | 16000円 | -2900円 |
ウルトラデータLLパック | 8000円 | -1600円 |
上記のように、毎月一定額が割引され、適用条件を満たしている限り永年割引されます。(割引期限はありません。)
例えば、家族でパケットをシェアできる「ウルトラシェアパック50」を契約した場合、ネット回線をドコモ光にすることで、代表回線の携帯・スマホの毎月の料金が2900円割引されます。
また、家族でパケットをシェアしない「ウルトラデータLLパック」を契約している場合は、毎月1600円がセット割で安くなります。
ドコモ光セット割はギガライト・ギガホにも適応可能!
ドコモ光セット割はギガライト・ギガホに適用することが可能です。しかし、ギガライト・ギガホそれぞれ割引額が異なるので、ここでは各プランの説明と割引適用した時について解説をしていきます。
スマホの利用用途で新料金プランを選ぼう!
まずは、自分がどれだけデータを使うか把握しましょう。利用データ量は、スマホの使用用途によって変化するので、それに応じたプランを選択することが重要です。
例えば、数10Gも使わないのに、余分にデータ料を払ったり、たくさんデータを使うため、速度制限がすぐ来てしまうことはありませんか?
そんな悩みを解決するような新料金プラン「ギガライト」「ギガホ」が、2019年6月から提供開始されました。
以下では、ギガライト・ギガホがどんなサービスで、どちらがお得なのかを解説します。
ギガライト
- 音声通話・データ通信が一体となった料金プラン
- 毎月1~7Gの間で使った分だけの支払い
(定期契約の場合)
さらに、ご家族で3回線以上がドコモで契約しているなら、利用データの月額料金が1980円/月~になります!つまり1回線の契約よりも1000円お得!(※みんなドコモ割)
例)ギガライトだとドコモ2回線ご利用で月額500円、3回線以上ご利用で月額1000円割引されます。
(ギガライトの料金詳細はこちらを参照)
ギガホ
- 音声通話・データ通信が一体となった料金プラン
- 最大30Gまで速度制限がなく、30GB超過後も送受信最大1Mbpsの速度で利用可能!ご家族で3回線以上がドコモなら、最大6ヶ月間一人当たり4980円/月(※みんなドコモ割)になります!(※1MbpsはYouTubeなどの動画再生でなければ、支障が起きない程度で利用可能な速度)
- ベーシックパックやウルトラデータパックと同様に、スピードモードや1GB追加オプションに対応しています。(速度制限後の1Mbpsがどんな感じの使い勝手になるかを確認してからでも申し込み可能)
(ギガホの料金詳細はこちら参照)
では、この2つのどっちがお得なのかというと
・ご家族で動画再生やゲーム等データ消費の多いことをしない場合、利用分だけ支払うギガライトがお得!
・家族でデータ消費の多いこともするし、速度制限も気にしたくない!という場合は、最大30GBがシェアでき、超過後も最大1Mbpsで利用可能なギガホがお得!
ギガライト・ギガホを定期契約にすると月額料金が安くなる
ギガライト・ギガホを契約する場合、定期契約をするかしないかを選択できます。
定期契約とは、2年間ギガライト・ギガホを使い続けます。と契約することです。では、そうすると何が良いか。それは契約した携帯・スマホの月額料金の割引にあります。
ギガホなら、月額料金が8480円(定期契約なし)から6980円(定期契約あり)に割引され、ギガライトなら、利用データ量に応じた月額料金から1500円の割引が適用されます。
ただし、契約満了前に定期契約を解約する場合、解約金が発生するのでそこには注意しましょう。
現在は、定期契約を解約金なしで解約できる期間が延長されました(契約満了月から3ヶ月間)。そのため、契約更新するかどうかの検討をじっくりできるようになっています。
適用したらどうなるの?
ギガライト・ギガホにセット割を適用するとどうなるでしょうか?それぞれの適用状態を見てみましょう
新料金プラン | 容量 | ドコモ光セット割引額 |
ギガホ | 30GBまで | -1000円 |
ギガライト | 〜7GB | -1000円 |
〜5GB | -1000円 | |
〜3GB | -500円 | |
〜1GB | ー |
ギガホは、月額料金から1000円が割引されます。そしてギガホはご家族3回線以上なら1人あたり4980円なので、セット割りを適用すると毎月の支払いが3980円になります。
ギガライトは、月額料金と割引額が利用データ量に応じて変化します。
3GBまで利用した場合、月額料金は3980円から割引額500円を引いた3480円です。
5GBまで利用した場合、月額料金は4980円から割引額1000円を引いた3980円になります。
ドコモ光の複数契約で代表回線がさらにお得!
ドコモ光を複数回線を契約するとセット割はどうなるのでしょうか?
シェアパックしている人で、代表回線だけでなく子回線もドコモ光の契約することもできます。そこで子回線がドコモ光を契約した場合、セット割は適用されるのでしょうか?図を使いながら解説していきましょう。
シェアパックで契約している家族の1人(ここでは妹)が、一人暮らしをしていてドコモ光に契約します。
上記のように、代表回線と子回線の2つがドコモ光とセットになりました。この場合も、セット割の適用条件を満たしていれば、料金が安くなります。ただし、2回線以降からは、ドコモ光のセット割引ではなく光☆複数割が適用されます。
光☆複数割
光☆複数割って何?という方もいるでしょう。これは、ドコモ光に2回線以上ドコモ光に契約した場合に、2回線以降の契約に適用される割引サービスです。
光☆複数割のポイントは、毎月の割引額が300円になることと、割引対象が契約者(妹)ではなく代表回線の月額料金であることです。
FOMAなどの旧プランにセット割は適用しない
今まで紹介した、セット割が適用できるドコモ携帯プラン以外、FOMA(ガラケー)のような旧プランで契約している人は、ドコモ光セット割は適用できません。
その代わりにドコモをFOMAなどの旧プランで契約している場合は、12ヶ月間ドコモ光の月額料金から500円の割引されます。
旧プラン一覧
- Xi総合プラン
- Xiデータ通信専用プラン
- FOMA総合プラン
- FOMA重量データプラン
- FOMA定額データプラン
- らくらくパック
- データSパック
- ケータイパック
- パケットパックなし
ドコモ光 単独タイプ・ミニ契約の場合でもセット割は可能!
ドコモ光単独タイプとドコモ光ミニというプランがあります。この2つにセット割は適用できるのかわからない方もいると思います。
セット割はそれぞれに適用することができ、ドコモ光単独タイプはドコモ光セット割の契約と同じ割引額で適用できます。
自分の使いたいプロバイダを選べるドコモ光単独タイプ!
ドコモ光セット割は魅了的だが、使いたいプロバイダがラインナップに無い。そんな時に、ドコモ光単独タイプは役立つ!
単独タイプは、ネット回線はドコモで契約しますが、プロバイダを別に契約することができます。そのため、ドコモ光セット割は適用させながらも、希望するプロバイダを使うことが可能になります。
プロバイダによっては、セット割と組み合わせられない場合もあるので、先に問い合わせてから検討しましょう。
ドコモ光単独タイプの場合も、ギガホであれば携帯・スマホの月額料金から永年1000円割引が適用されます。ギガライトであっても利用データ量に応じて割引が適用されます。
ドコモ光単独タイプの詳細はこちらを参照
ドコモ光ミニとは
最低・最高月額料金が設定されていて、使った分だけ最低月額2700円(基本料金)に上乗せする料金プランです。たくさん使ったとしても上限料金(月額5700円)が決まっているので、高額になる心配はありません。
ドコモ光ミニ場合は、携帯・スマホの割引額が、利用データ量に応じて毎月100円〜500円となります。ドコモ光や単独タイプのセット割よりも割引額が低いので、注意してください。
ドコモ光ミニの詳細はこちらを参照
注意すべきポイントはここにあった!!
ここまで、ドコモ光セット割やギガライト ・ギガホを詳しく解説してきました。そこで、みなさんが間違えやすい、注意すべきポイントを紹介しようと思います。
家族や子回線はセット割の対象にはならない!
セット割の対象は契約者の代表回線だけ!シェアパックで起こりがちな勘違いを紹介します。
シェアパックを利用している場合でも、セット割が適用されるのは代表回線になります。そして子回線がドコモ光に契約しても、光☆複数割の対象は代表回線になるので間違えないように!!!
割引サービスの併用や定期契約でさらにお得に!
ギガライト・ギガホの解説をしてきましたが、この2つのプランを定期契約するのとしないのとでは、毎月1500円の差が生まれます。
「ドコモ光のセット割」や「みんなドコモ割」を併用しても、ギガライト・ギガホを定期契約せずにいると年間で18000円もの損をしてしまいます。なので、「ギガライト・ギガホ」を契約する場合は、定期契約をお勧めします。
さらに、ドコモ光セット割を適用させると毎月最大3500円の割引されるので、是非検討してみてください。
その他、「光☆複数割」や「カケホーダイ&パケあえる」などを含めると、さらに割引額が大きくなるので、注意して契約しましょう。
その他、ドコモ光についての疑問・問題点
注意すべきポイントの次は、ドコモ光について不安な点や問題点をいくつか挙げて解説したいと思います。
ドコモ携帯・ドコモ光を解約するとセット割は終了する
ドコモで契約している携帯・スマホやドコモ光を解約するとセット割はどうなるでしょうか?
代表回線の契約を解消すると、当然ドコモ光とセットにした契約がなくなるので、セット割は終了します。一方、子回線がドコモやドコモ光との契約を解消すると、みんなドコモ割や光☆複数割が適用されなくなるだけなので、適用条件が満たされている限り割引は続きます。
プランを変更した場合でも、セット割引額は自動で変更される
ドコモ光とセットにしている携帯・スマートフォンのパケットプランを変更することもあると思います。その場合でも、セット割引額はパケットプランに応じて、自動で変更されるので別途申し込みなどは不要です。
割引額は変わるが、法人でもセット割が適用することができる
ドコモ光とドコモ携帯・スマホに契約していたとしても、契約者が法人だとセット割が適用されるか心配な方もいると思います。しかし、法人も適用条件さえ満たしていれば、セット割が適用できるのです。
法人プランは定額プランや2段階定額プランなどがあり、新料金プラン「ギガライト・ギガホ」を契約していただくことで、セットのスマホが最大20回線まで月額料金1000円割引となります。(割引期限はありません。)
加えて会社のネットの通信速度が最大1Gbpsとなります。
法人プランに応じて割引額は異なるので、詳しくはドコモショップなどで質問してみてください。
ドコモ光の法人プランの詳細はこちらを参照
新プランにするとその他の割引サービスが外れてしまう
新料金プラン「ギガライト・ギガホ」に変更した場合、「docomo with」「月々サポート」「端末購入サポート」などの各種割引サービスは適用終了となります。また、「端末購入サポート」の規定利用期間中に新料金プランに変更した場合、解除料が発生してしまうので、当てはまる人は注意しましょう。
これら以外にドコモのサービスについてわからないことがあればこちらのお客様サポートを参照してみてください。
まとめ
今回はドコモ光 セット割引について解説してきましたがいかがだったでしょうか?「ドコモ光のセット割」は、すでにドコモの携帯電話やスマートフォン、タブレットを契約中の人が、ドコモ光も契約する事で適用される「セット割」でした。割引対象はドコモ光の料金でなく、スマホのパケットパック料金から割引されます。そしてこうした「携帯・スマホとネット回線」をドコモにして、長期間利用する事で、どんどん割引が多くなるという訳です。
さらに詳しい情報はドコモ光のおすすめプロバイダはGMO!を参考にしてください。