auとソフトバンク(SoftBank)が、相次いで「テザリングオプション」の料金を有料化すると発表しました。
NTTdocomo(ドコモ)だけは、引き続き無料でテザリングを利用することができます。
今回の発表で、auとソフトバンクユーザーの中には衝撃を受けた方々もいらっしゃると思います。
実際に「牛丼やアイスを無料配布している場合じゃない」とauとソフトバンクは批判を受けているようです。
今回は、テザリングが有料化になったことでauとソフトバンクユーザーは今後どうしていけばよいのか考えていきたいと思います。
テザリングオプションとは?
そもそも現在、有料化されるとして話題になっている「テザリング」とは一体何でしょうか?
テザリングとは一言でお伝えすると、「スマートフォン経由でインターネットに接続すること」です。
iPhoneやAndroidスマホをお持ちの方がほとのんどだと思いますが、お持ちのスマホがルーターの役割をしてくれるのです。
別途インターネットの契約をしていなくても、スマホを経由してパソコンや携帯ゲーム機がインターネット接続できるようになります。
イメージとしてはこのようになります。
テザリングのメリット
テザリングを利用するメリットとしては、3つあります。
- 他にインターネットを契約しなくてよい
- 外出先でも使える
- 複数台同時に接続できる
他に光回線など別のインターネットを契約する必要がなく、ドコモやau、ソフトバンクでスマートフォンのデータ通信プランを契約すれば利用することが可能です。
また、テザリング機能を持つスマホを持ち歩いていれば、自宅だけでなく、外出先でもインターネットに接続することができます。
そして、ノートパソコン1台だけでなく、タブレットや携帯ゲーム機など複数台同時に接続することができます。
テザリングはこのようにスマホを持ち歩くだけで、手軽にインターネットに接続することができるので、学生やビジネスマンに重宝されているサービスです。
便利なテザリングが有料化!
この便利なテザリングですが、もともと3大キャリア(NTTdocomo、au、ソフトバンク)全て無料で提供していました。
しかし今回、auとソフトバンクはテザリングの有料化を発表したのです。
auは、2018年4月から月額500円のテザリングオプション料が必要となります。
ソフトバンクも2018年6月から月額500円のオプション料を支払わなければテザリングを利用することができません。
なぜ有料化するのか?
一般的にささやかれている理由としては、「ネットワーク設備に過剰な負荷がかかる」ということです。
スマホ以外にも、テザリングを利用してパソコンやゲーム機でインターネット接続をすると、ネットワーク設備に過剰な負荷がかかるようです。
結果、他のお客様に迷惑をかけてしまうという理由です。
ユーザーは納得していない
ネットワークの負荷を減らすために有料化されるのですが、各キャリアのユーザーは納得していないようです。
それはなぜか?
auとソフトバンクのサブブランド、「UQ mobile」と「ワイモバイル」は、そもそもテザリングが無料で利用できるからです。
格安スマホより月額料金を多く払てっているのにも関わらず、別途オプション代金を支払わなければならないことに納得がいかないようです。
auとソフトバンクユーザーはどうしていったらよいか?
テザリングオプションが有料になったからといって、嘆いているだけでは何も始まりません。
auもソフトバンクも批判をある程度批判を受けることは想定していたと思います。それでも有料化に踏み切ったのですから、苦渋の決断だったと思います。
携帯代金の料金が変更になることはよくあることですし、大事なのは「これからどうやっていくか」が大事だと思います。
プランを見直してみましょう
テザリングが有料化になったことにより、auとソフトバンクユーザーの方はスマホ代を見直す良い機会になったのではないでしょうか?
一般的なauユーザーとソフトバンクユーザーのプランを以下の表でまとめてみましたので、参考にしてみてください。
おひとりで契約し、テザリングを使用したケースで計算しています。
キャリア | au | ソフトバンク |
5分通話し放題プラン | 1,700円 | 1,700円 |
定額データプラン(20GB) | 5,500円 | 6,000円 |
ウェブ使用料 | 300円 | 300円 |
テザリングオプション | 500円 | 500円 |
合計 | 8,000円 | 8,500円 |
テザリングの料金が有料化されるとどのキャリアでも8,000円を超えてしまいます。
また、この料金にはスマートフォン本体の料金は含まれていないので、本体を含めると月額10,000円を超える可能性もあります。
スマホ代を払うということは当たり前になっているので、何も感じないかもしれませんが月8,000円というのはいささか高額ではないでしょうか?
正直、学生や新社会人にとっては負担の大きい金額かもしれません。
ではテザリングを利用しつつ、スマホ月額料金を抑える方法はないのでしょうか?
それが、あるんです!
筆者が実践しているスマホの月額料金を下げつつ、外出先でもインターネット接続できる方法をお伝えしていきます。
格安スマホに乗り換える
結論からお伝えすると、スマホの月額料金を安くするのであれば、いっそのこと大手キャリアから格安スマホ(格安SIM)に乗り換えるのがベストです。
しかし、「格安スマホって大丈夫なの?」「どこを選んだらよいかわからない」という方も多いと思います。
そこで、筆者がおすすめするのはauの子会社であるUQ コミュニケーションズが運営する「UQ mobile」です。
深田恭子さん、多部未華子さん、永野芽郁さんのCMでおなじみの格安スマホです。
UQ mobile公式サイトはこちら
なぜ「UQ mobile」なのか?UQ mobileのメリットをまとめました。
- SMSやテザリングオプションが無料
- iPhone7以外であればでテザリングが利用できる
- @uqmobile.jpというUQのキャリアアドレスが使える
- データ容量の翌月繰越が可能
- 容量無制限の使い放題プランがある
- 他の格安SIMと比較しても電波の速さ、安定性に優れている
実はこれだけの素晴らしいメリットがあるのです。
あとは気になるお値段ですが、UQ mobileには3つのプランがあります。
まず一つ目が、全く電話されないかたの「データ通信専用プラン」です。
容量 | 月額料金 | 初期費用 | |
データ高速プラン | 3GB | 980円 | 3,000円 |
データ無制限プラン | 制限なし | 1,980円 | 3,000円 |
毎月電話も全くしないし、ネットもされないという方であれば、月額980円で利用することができます。
データ無制限プランは通信速度500Kbpsとものたりませんが、制限を気にすることなくどれだけ使ってもこの金額で利用することができます。
電話もできる「音声通話対応プラン」
容量 | 月額料金 | 初期費用 | |
データ高速+音声通話プラン | 3GB | 1,680円 | 3,000円 |
データ無制限+音声通話プラン | 制限なし | 2,680円 | 3,000円 |
こちらは先ほどのプランに電話機能が付いたプランです。
電話の基本料金が700円と考えていただければ大丈夫です。
そして最後に、無料通話も欲しいかた向けの「音声通話機能 + 無料通話つきプラン」です。
このプランが高速インターネットも可能で、無料通話もついているので一番人気となっています。
容量 | 月額料金 | 初期費用 | |
ぴったりプランS | 2GB | 1,980円 | 3,000円 |
ぴったりプランM | 6GB | 2,980円 | 3,000円 |
ぴったりプランL | 14GB | 4,980円 | 3,000円 |
おしゃべりプランS | 2GB | 1,980円 | 3,000円 |
おしゃべりプランM | 6GB | 2,980円 | 3,000円 |
おしゃべりプランL | 14GB | 4,980円 | 3,000円 |
おしゃべりプランは「国内どこに何度かけても5分以内の通話は無料」
ぴったりプランは「月間の無料通話時間内であれば通話料が無料」となっています。
(2GB→月間60分まで、6GB→月間120分まで、14GB→月間180分まで)
いかがでしょうか?
auやソフトバンクの月額料金と、UQ mobileのおしゃべりプランLを比較すると約3,000円以上も安くなります。
年間に換算すると約36,000円です。一週間はバイト休めます。
UQ mobileであれば、テザリング料金もこの金額の中に含まれているので、毎月の出費を抑えたい場合は断然UQ mobileがオススメです。
筆者自身、UQ mobileのおしゃべりプランLを利用していて、通信環境も良好で動画やゲームもサクサク動きます。
UQ mobileは下りの速度の実測値が15Mbpsを安定して出しているので、快適です。
インターネットをもっと使いたいならWiMAXを併用
格安SIMのUQ mobileですが、一番データ量の多いプランでも14GBまでしか利用することができません。
ゲームや動画を頻繁に見たい方にとっては、容量が少ないかもしれません。
筆者自身、オンラインゲームを夜毎日プレイし、Youtubeなどの動画サービスも頻繁に視聴しています。
最初はUQ mobileの14GBでも事が足りたのですが、容量が足らなくなり通信制限に陥ることが多くなってきました。
そこで、現在実践したのが「UQ mobile」「WiMAX」と併用です。
WiMAX(WiMAX)とはなにか
WiMAXとはWi-Fiモバイルルーターの一種で、名刺サイズのiPhoneより小さい端末を持ち運ぶだけで外出先でインターネットを楽しむことのできるサービスです。
最大下り速度708MbpsとUQ mobileと比べ物にならないくらい速度が速く、同時に10台も接続することが可能です。
月間のデータ使用料に制限がないので、どれだけインターネットを利用しても速度制限がかかるということはありません。
(3日で10GBを利用すると制限を受けますが、翌日18時から26時まで1Mbps程度になるだけ)
また工事をする必要がないので、簡単に自宅でインターネットを楽しむことができ、引っ越しの際もこの端末を持っていくだけです。
テザリングが有料化されたことによって、大変便利なWiMAXの需要も伸びていくと考えられます。
気になる料金ですが、使い放題プランでも月額約3,500円となっています。
auやソフトバンクであれば、20GBまでしか使えないのに、月額5,500円~6,000円なのでいかにWiMAXが安いかわかります。
フレッツ光などの光回線でも、プロバイダと合わせて月額6,000円前後してしまうので、自宅にインターネットを引き込みたい方にもおすすめです。
こちらの記事で一番安いWiMAXをランキング形式で比較しているのでご参考ください。
スマホ代とインターネット代を一番安く抑えながら、インターネットはガッツリ使うという場合、UQ mobileは一番安い「おしゃべりプランS」を利用し、「WiMAX」を利用しましょう。
おしゃべりプランSは「5分以内の国内通話はどれだけかけても無料」で毎月2GBまでなら、月額1,980円で利用することができます。
月間2GBのデータ量というのはかなり少ないですが、インターネットはWiMAXで接続してしまえば、無制限で使い放題で利用することができます。
イメージはこんな感じです。
WiMAX1台でスマホもパソコンもタブレットもゲーム機も、同時に接続することができます。
月額料金もUQ mobileの1,980円とWiMAXの3,500円の、月額5,500円と大手キャリアよりも安くりようできます。
この金額で5分間の通話無料と、インターネットつなぎ放題が手に入っちゃいます!
学生や新社会人にとって優しい金額で利用することができます。
まとめ
ここまで、auとソフトバンクがテザリングオプションが有料化されたことによって、その対策をお伝えしてきました。
テザリングが有料化されたことによって、格安スマホの需要がさらに高まるのではないでしょうか。
UQ mobileはテザリング代が無料であり、大手キャリアと比較しても月額3,000円も安くスマホを利用することができます。
この機会にUQ mobileに乗り換えて、毎月の出費を抑えて快適なスマホ生活を送ると良いのではないでしょうか。
また、14GBだけじゃ容量足りないし、下り500Kbpsの速度じゃ遅いという方には「WiMAX」がおすすめです。
実質無制限で利用でき、速度も速いので快適にインターネットを楽しむことができます。
月額料金も3,500円程度と安く利用することができるので、ぜひチェックしてみてください。