急にWiMAXが遅くなったり繋がらなくなった場合どう対処したらよいでしょうか。
原因と対策をご紹介していきます!
WiMAXが遅かったり繋がらない原因を把握しよう
いつでもどこでも高速通信ができるWiMAX。
このWiMAXには通信無制限のプランが用意されていることもあり、利用している方も多い事でしょう。
仕事やプライベートなどで便利に使えるだけに、いざ、繋がらなくなった場合にはとても困ってしまいます。
しかしWiMAXが繋がらなくなった時でも、その原因を知っておけば対策できる場合もあります。
すでにWiMAXを使っている方やこれからWiMAXを使いたいと考えている方は、繋がらなくなる原因とその時の対策をあらかじめチェックしておきましょう。
WiMAXが遅くなったり繋がらなくなる原因
WiMAXが遅くなったり、繋がらなくなる原因はいくつかあります。
その原因を6つご紹介します。
- 通信量がオーバーし通信制限を受けたから遅い
- 電波の届きにくい場所にいるから遅い
- 提供エリア外に入ったため繋がらない
- 家電などの電波と干渉してしまったから遅い
- 通信障害が発生しているから繋がらない
- WiMAX端末に不具合が起きているから繋がらない
遅い原因1.通信量がオーバーして通信制限を受けたから遅い
一番WiMAXが遅くなる原因が通信量がオーバーしてしまったからです。
WiMAXのギガ放題プランは毎月のデータ使用量に制限がなく、使い放題という認識があるかもしれません。
しかし、3日間で10GB以上利用すると通信制限を受けてしまいます。
頻繁に通信サービスを使っていると、気づかない間に契約プランの容量を超えてしまっている場合があるので注意が必要です。
自分で実際にどれだけデータを使用したかはWiMAXモバイルルーターで確認することができます。
通信制限を受けた場合、翌日の18時から26時までですが、1Mbpsまで速度が制限されてしまいます。
1Mbpsという速度は、動画が見れる程度ですが条件によっては動画も見れない速度になってしまう可能性があります。
改善策
通信制限を受けてしまった場合、速度をもとに戻す方法はありません。
ただ通信制限が解除されるのをひたすら待つのみです。
制限を受けた日の翌日18時から26時まで以外は元の速度で利用することができるので、解除されるまでに所用を済ませておくと良いでしょう。
auやdocomo、SoftBankなどのキャリアでデータ制限を受けてしまった場合は、最大で1か月制限を受けることになるので、それと比較するとWiMAXの制限はかなり緩くなっています。
頻繁に速度制限がかかってしまう場合はプラン内容をもう一度チェックして、毎月使用する通信量に見合った契約に変更するようにしましょう。
ハイスピードエリアモードを使用していた場合
WiMAXにはau 4G LTE回線を利用するハイスピードエリアモードがあるのですが、こちらは月間で7GBとまでと決まっています。
ハイスピードエリアモードはWiMAX回線よりも速度が速く、提供エリアもWiMAX回線よりも広いのが特徴ですが、月間1,005円の利用料が必要です。
これは先ほど挙げた3社のキャリアと同じように、通信制限にかかってしまった場合、次のリセット日まで128kpbsまで制限されてしまいます。
128kbpsという速度は動画はもちろん視聴できませんし、WEBページを閲覧するのもストレスになります。
ハイスピードエリアモードを利用していた場合は、WiMAX端末でハイスピードモード(WiMAX回線)に切り替えてみましょう。
遅い原因2.電波の届きにくい場所にいるから遅い
WiMAXが繋がらなくなる原因他にも多いのが電波が届きにくい場所にいるといったケースです。
たとえば周辺がビルに囲まれている場所や建物内、地下にいる場合や山の近くにいる場合などには、電波を受信できない場合があります。
WiMAX端末で電波の受信状況を確認して受信状態が悪い場合は、受信しやすい開けた場所に移動して状態を確認してみるようにしましょう。
WiMAXのサービスエリア内であれば、ほとんどの場合、これだけで通信状況が改善します。
建物内でWiMAXが繋がりにくい場合は、Wi-Fi中継機を設置すると改善する場合があります。
Wi-Fi中継機を設置すれば、建物内部にまで電波を増幅して届けることができるため、繋がりにくい場所でもスムーズな受信が可能です。
WiMAXの基地局は急速に増加しているとはいえ、まだ基地局から離れている場所もあります。
そのような場所では、指定エリア内で環境に問題が無くても電波を受信しにくい場合があります。
改善策
改善策としては電波の届きやすい屋外にでることです。
電波を妨害する建物の外に出るのが一番効果的です。
外まで出ることはできないという方は、WiMAXモバイルルーターを窓際に置くだけでもかなり改善されます。
ダメ元で窓際に置いてみるのもアリです。
また、au 4G LTE通信のハイスピードプラスエリアモードに切り替えてみるのも有効です。
こちらはauスマホ利用者でau スマートパス mineを適用させている方は無料ですが、それ以外の方はハイスピードプラスエリアモードに切り替えた瞬間に月間1,005円の利用料が発生するので注意が必要です。
また、先ほどお伝えしたように月間7GBにデータ量が制限されているのでこちらも併せて注意しましょう。
繋がらない原因3.提供エリア外に入ったため繋がらない
WiMAXのサービスエリア外に出てしまうと、受信状況が急に悪化したり通信自体ができなくなったりすることがあります。
改善策
電車や車などで移動している時に、WiMAXに繋がらなくなった場合は、公式サイトにある「ピンポイントエリア判定」をチェックしてサービスエリアを確認するようにします。
もし、サービスエリア外に出てしまっている場合は、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えてみましょう。
サービスエリア圏外であってもハイスピードプラスエリアモードの提供エリア内であれば繋がるようになります。
自作のパラボラアンテナを作成してみよう
室内でのみWiMAXに繋がりにくくなる場合は、自作のパラボラアンテナを作製して対応するといった方法もあります。
自作のパラボラアンテナはアルミホイールと底が深い紙皿があれば簡単に作れます。
まずは紙皿を隙間ができないようにアルミホイールで覆います。
その中心部にWiMAX端末を近づけるように置けば完成です。
簡易ではありますが受信状況が改善する場合もあるので、室内でのみ受信状況が悪くなるといった場合には試してみてください。
今更wimax対策でパラボラ(ステンレスボウルを置いただけ)作った。本当に速度上がるんだねこれ。 pic.twitter.com/tLL1JBfwma
— かまんべーる風 (@hokkaido1129ezo) March 13, 2016
繋がらない原因4.家電などの電波と干渉してしまったから遅い
また、WiMAXが使用する電波はWi-FiやBluetoothをはじめ電子レンジと干渉することがあります。
混雑した環境ではこれらの要因が原因となって繋がりにくくなったり通信速度が低下したりすることがあるので注意が必要です。
改善策
電子レンジなどのようにWiMAXの電波に干渉する機器がある場合は少し離れた場所に移動するようにします。
周辺に電波に干渉しそうな機器などが無いにもかかわらず、繋がらなくなったり通信速度が低下する場合は、設定を変更して802.11ac(5GHz)の電波を使用してみましょう。
5GHz帯の電波は、原則としてルーターで使用する電波であるため、周辺の機器やWi-Fi機器と干渉しにくくなっています。
初期設定の段階ではOFFとなっているので、電波干渉かも知れないと思ったときは試してみるようにしましょう。
またWiMAXからノートバソコンなどに電波を飛ばす場合でも、周辺環境に影響を受けてしまうので有線で接続するのも効果的です。
近くにノートパソコンがある場合は、USBや有線LANで接続して通信をするといった方法を試してみるとよいでしょう。
繋がらない原因5.通信障害が発生しているから繋がらない
WiMAX回線自体に通信障害が発生している可能性があります。
こちらの公式サイトで確認することができますが、どこかしらで通信障害が発生しているようです。
障害があればWiMAXを運営しているUQ コミュニケーションズが、すぐに復旧作業を行ってくれます。
改善策
さっきまで使えていたのに急に使えなくなったといった場合は、まずは公式サイトをチェックしてみましょう。
通信障害が発生している場合は、改善されるまでしばらく待機する必要があります。
もし、通信障害などが発生していない場合は、電波が届きにくい場所にいるケースの時と同様に、ハイスピードプラスエリアモードを使用して対応してみます。
また、電波の受信状況は悪くないのに急にWiMAXが繋がらなくなったといった場合は、WiMAX端末に問題が発生している可能性もあります。
繋がらない原因6.WiMAX端末に不具合が起きているから繋がらない
可能性としては低いですが、WiMAXモバイルルーター本体で何かしらの不具合が起きている場合があります。
改善策
そのような時には、WiMAX端末を再起動してみましょう。
WiMAX端末の再起動は、電源をOFFにし、再び電源をONにすれば自動的に行われます。
再起動しても問題が改善されない場合は、何らかの要因によって電波状況が悪くなっている可能性もあるため、少し離れた場所に移動して接続できそうな場所からもう一度、再起動してみましょう。
それでも遅かったり繋がらなかったら
サポートセンターに連絡してみよう
それでも頻繁に通信状況が悪くなる場合やWiMAXに繋がらないといった場合は設定方法に誤りがある可能性もあります。
端末で確認して電波の受信状況や環境に問題が無い場合は、もう一度マニュアルを確認して再設定します。
それでも状況が改善しない場合は、サポートセンターに相談して対応してもらうようにしましょう。
電波の受信状況や環境が悪くなくても、通信速度が低下して繋がらなくなるといったケースもあります。
サイトへの接続が可能な状況であれば、まずはスピードテストが行えるサイトを訪問し、実行速度を測定してみましょう。
単純にサイトを閲覧するだけであれば、それほど通信速度は必要ありませんが、音楽を聴いたりデータの送受信をする場合、10Mbps以上の通信速度が欲しいところです。
スピードテストを実施してみて、実行速度が遅いと感じた場合は通信環境や設定などを見直して対策しましょう。
通信速度が遅い場合は、まずWiMAXの設定を操作して省電力モードをOFFにする操作を試してみます。
このように設定値をデフォルトの状態やハイパフォーマンスの状態に切り替えることで通信速度が改善する場合があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
WiMAXが遅くなったり繋がりにくくなったとしても、諦めずこれらの対策を試して快適なインターネットライフをお過ごしください。